中日新聞杯
レース展望

昨年から12月に移動した。過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。関西馬は[3−2−1−2]だが、関東馬は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は14倍、60倍、18倍、41倍、15倍。ハンデ戦で中穴決着が多い。

前走連対馬は6頭のみ。前走4〜6着から6頭が連対している。前走10着以下は[2−2−4−48]で前走G1または休み明けなら着順不問。休み明けを除き、前走G3から連対した5頭は前走2〜4着。前走G2から連対した5頭は前走2〜5着。前走G2、G3で善戦した馬に注目したい。前走G1から連対した馬は前走7、12、15着。G1は惨敗馬が巻き返している。

ギベオンは毎日杯でブラストワンピースに2馬身差の2着、NHKマイルCでケイアイノーテックにクビ差の2着がある。前走セントライト記念は好位から伸び切れず13着。前にいたジェネラーレウーノが勝っただけに物足りない内容だった。距離が堪えたか。今回は立て直して距離1F短縮。芝2000mではフリージア賞で1着がある。藤原英厩舎のディープインパクト産駒。秋G1で3歳馬が大活躍のため人気を集めそうだ。戸崎騎手からCデムーロ騎手に乗り替わる。

メートルダールは昨年の中日新聞杯勝ち馬。2着ミッキーロケットは宝塚記念を制した。今年は金鯱賞8着、大阪杯10着に終わったが、前走新潟記念で最後方からメンバー2位の33.6秒で追い込んで0.3秒差の2着まで追い上げた。休み明けで馬体が20キロ増えて少し太めの造りだった。左回り、G3以下の芝1800〜2000mでは[4−1−3−0]で複勝率100%。トップハンデ57キロを背負うが、57キロは前走と同じ。福永騎手では[1−2−2−1]。

3歳馬グレイル、福島記念2着馬マイスタイル、アンドロメダS勝ち馬ドレッドノータス、鳴尾記念勝ち馬ストロングタイタン、昨年の愛知杯2着馬レイホーロマンスなど。グレイルは昨年の京都2歳S勝ち馬。秋はセントライト記念で3着に突っ込んだが、菊花賞は後方10着に終わった。近走は追い込みに徹し、時計の裏付けがない点が気になるところ。同じ3歳のギベオンより1キロ軽い55キロで出走できる。55キロでは2戦2勝。テン乗りの津村騎手に乗り替わる。

ドレッドノータスは15年の京都2歳S勝ち馬。勝ち切れないレースが続いたが、レインボーS、アンドロメダSを連勝し軌道に乗ってきた。母はディアデラノビアで半姉にディドラマドレ、全兄にサンマルティンがいる。先行策で活路を開くか。中谷騎手に乗り替わる。ストロングタイタンは鳴尾記念を1分57秒2でレコード勝ちしたが、宝塚記念は11着、小倉記念は12着に終わった。ひと息入れてどこまで立ち直ってくるか。前走騎乗したアヴドゥラ騎手が騎乗する。

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