阪神JF
レース展望

2歳女王決定戦。過去10年で1番人気は[4−1−1−4]で5連対。単勝2.5倍以下は[3−1−0−0]だが、単勝3倍以上は[0−0−1−2]で不振。人気が割れたら過信禁物。2番人気は[2−2−0−6]で4連対、3番人気は[0−2−2−6]で2連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る4頭は8、10、15番人気。最近5年の馬連は12倍、22倍、35倍、5倍、9倍で中穴までに収まっている。

連対馬15頭が前走上がりがメンバー1、2位。前走上がり6位以下は[1−0−2−42]で1連対のみ。前走速い上がりで連対した人気馬に注目。前走新馬戦は[1−0−2−12]、未勝利戦は[1−0−0−11]、500万条件は[2−3−2−46]、OP特別は[1−0−1−17]、重賞は[5−7−5−68]。前走500万条件、重賞で連対した馬が活躍。穴で重賞に出走経験がある先行タイプに注意。

ダノンファンタジーは新馬戦でグランアレグリア(次走サウジアラビアRC圧勝)に2馬身差で負けたが、1分33秒9で走っている。その後は阪神芝1600mの未勝利戦、ファンタジーSを連勝。前走ファンタジーSは中団の外からメンバー最速の33.8秒で差し切って1分21秒8で優勝。過去10年でファンタジーS勝ち馬は[0−1−0−6]だが、1、2番人気に支持された馬はいない。今秋の重賞でCデムーロ騎手は[0−0−1−11]だが、1、2番人気馬には騎乗していない。このあたりをどう考えるか。

シェーングランツは札幌芝1800mの未勝利戦を後方から捲って2位を1.6秒上回るメンバー最速の36.4秒で差し切り5馬身差で圧勝。前走アルテミスSは後方3番手からメンバー最速の33.8秒で大外から差し切って1分33秒7で優勝。速い流れで前が止まったこともあるが、大外一気を決め、高速上がりの不安を少し払拭した。藤沢和厩舎のディープインパクト産駒で半姉にソウルスターリングがいる。姉は阪神JFを制しており、勝てば姉妹制覇となる。前走騎乗した武豊騎手がどう乗るかがポイントになる。

アイビーS勝ち馬クロノジェネシス、アルテミスS2着馬ビーチサンバ、2戦2勝のレッドアネモス、母がウオッカのタニノミッション、デイリー杯2歳S2着馬メイショウショウブ、アスター賞勝ち馬グレイシア、前走アルテミスS4着のウインゼノビアなど。週末は雨は降らない予報。良馬場でのレースになりそうだ。クロノジェネシスは新馬、アイビーSを4番手からメンバー最速の34.5秒、32.5秒で差し切り2戦2勝。バゴ産駒でノームコアの半妹。前2走はスローペース。距離1F短縮と速い流れがカギ。

ビーチサンバは阪神芝1600mの新馬戦を2馬身差で圧勝し、前走アルテミスSで半馬身差の2着。母は桜花賞2着馬フサイチエアデール。全兄に朝日杯FS勝ち馬フサイチリシャールがいる友道厩舎の良血馬。過去10年で福永騎手は[2−0−0−5]。レッドアネモスは前走サフラン賞を前半5F61.6秒のスローペースで逃げ切り勝ち。過去10年で戸崎騎手は[1−1−1−0]。関西G1では不振だが、阪神JFは例外か。メイショウショウブ(菖蒲)は前走アドマイヤマーズに食い下がった。今年も「花馬券」か。

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