朝日杯FS
レース展望
14年から阪神芝1600mに変更された。過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で5連対。前走重賞勝ち馬は[2−2−0−2]で連対率66.7%。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は77倍、140倍、5倍、59倍、5倍。ガチガチの決着もあるが、6番人気以下を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
連対馬18頭が前走連対。勝ち馬10頭は前走勝っていた。残る2頭は前走重賞4、9着でOP特別勝ちがあった。前走4着以下は重賞なら巻き返せるが、OP以上で勝ち星が必要。前走未勝利[0−0−0−7]、500万条件[5−1−4−32]、OP特別[0−0−1−23]、重賞[4−9−6−67]。最近7年は勝ち馬7頭のうち5頭が前走500万条件1着。ただし今年は前走福島で勝ったマイネルサーパスしかいない。
グランアレグリアは東京芝1600mの新馬、サウジアラビアRCを単勝1倍台の断然人気で2連勝。新馬戦は3番手からメンバー最速の33.5秒で抜け出して1分33秒6で2馬身差で圧勝。2着ダノンファンタジーを全く相手にしなかった。ダノンファンタジーはその後未勝利、ファンタジーS、阪神JFを3連勝した。前走サウジアラビアRCは出遅れた後に向こう正面で2番手に押し上げ、メンバー2位の34.0秒で後続を突き放し1分34秒0で3馬身半差で圧勝。前半脚を使ったが、直線では一頭だけ出応えが違っていた。
サンデーレーシングで7000万円で募集されたディープインパクト産駒。母タピッツフライは米G1を2勝。過去10年の朝日杯FSで藤沢和厩舎は[1−1−1−3]で16年にサトノアレスで勝っている。過去10年の朝日杯FSで牝馬は[0−0−0−5]でミスエルテの4着が最高。グランアレグリアが勝てば10年1980年のテンモン以来38年ぶりとなる。新馬、朝日杯FSを連勝して朝日杯FSというのは昨年の勝ち馬ダノンプレミアムと同じ。グランアレグリアは既にダノンプレミアムのパフォーマンスを超えている。
デイリー杯2歳S勝ち馬アドマイヤマーズ(3戦3勝)、小倉2歳Sと京王杯2歳Sを連勝したファンタジスト(3戦3勝)、新潟2歳S勝ち馬ケイデンスコール、函館2歳S勝ち馬アスターペガサス、前走サウジアラビアRC2着のドゴール、前走きんもくせい特別を勝ったマイネルサーパス、もみじS勝ち馬ニホンピロヘンソン(2戦2勝)、同2着馬ディープダイバー、前走アイビーS3着のエメラルファイトなど。阪神は開催3週目で今週もAコースで行われる。日曜は曇り一時雨の予報。馬場が渋る可能性があることを考慮しておきたい。
アドマイヤマーズは3戦3勝。新馬戦は4番手から抜け出して1分37秒7で優勝。2着ケイデンスコールは新潟2歳Sを制した。中京2歳Sは3番手からメンバー最速の34.9秒で抜け出して1分34秒7で3馬身差で圧勝。前走デイリー杯2歳Sは前半5F61.5秒のスローペースで逃げ、メンバー2位の33.9秒でまとめて1分35秒4で優勝。最後にメイショウショウブを差し返した。セレクトセールで5616万円で取り引きされたダイワメジャー産駒。父と同様にしぶとい脚を使えるタイプ。Mデムーロ騎手がどう乗るか。
ファンタジストは3戦3勝。新馬戦は2番手から抜け出して1分9秒6で優勝。小倉2歳Sは3番手から抜け出して1分8秒9で優勝。前走京王杯2歳Sは前半5F62.9秒のスローペースで3番手からメンバー3位の33.2秒で抜け出して1分24秒7で優勝。芝1400mでスローの決め手勝負に対応できた。今年重賞11勝のロードカナロア産駒。前2走はプラス16キロ、プラス10キロで一戦ごとに馬体が増えている。距離1F延長が最大のポイント。朝日杯FS未勝利の武豊騎手はJRA全G1制覇にリーチをかけるか。
ケイデンスコールは新馬戦でアドマイヤマーズにハナ差で負けたが、その後未勝利、新潟2歳Sを連勝した。前走新潟2歳Sは中団の後ろからメンバー最速の33.1秒で大外から差し切って1分35秒5(稍重)で優勝。デビューから3戦とも最速上がり。安田隆厩舎のロードカナロア産駒。Cデムーロ騎手が騎乗する。ニホンピロヘンソンは新馬戦、もみじSを両極端の流れで2、1位の上がりでまとめて2連勝。距離1F延長、メンバー強化と課題は多い。過去10年の朝日杯FSで浜中騎手は[0−0−0−6]で7着が最高。
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