阪神カップ
レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−1−7]で2連対。10年以降は[0−0−1−7]で3着が1回あるのみ。2番人気は[2−1−1−6]、3番人気は[2−1−1−6]で各3連対。3番人気以内の決着はない。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は138倍、92倍、59倍、32倍、40倍で中穴以上の決着が続いている。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では3歳[1−3−2−27]、4歳[2−2−3−24]、5歳[2−3−2−41]、6歳[4−2−1−31]、7歳[1−1−1−14]、8歳以上[0−0−0−8]で5、6歳馬が活躍している。1、2番人気の3歳馬は[0−1−1−6]、4歳馬は[0−0−1−3]で不振。前走G1で10着以下に惨敗した馬は[2−5−3−35]で7連対。芝1400m重賞で実績のある馬の巻き返しに注意。

ケイアイノーテックはNHKマイルC勝ち馬。出遅れて後方2番手からメンバー最速の33.7秒で大外から差し切り1分32秒8で制した。その後は毎日王冠5着、マイルCS11着に終わったが、勝ち馬とは0.4秒、0.5秒差だった。初の芝1400mに対応できるかがカギになるが、母ケイアイガーベラはダ1400mで7勝している。今秋の重賞は3歳馬が大活躍。今週は藤岡佑騎手が人気馬を持ってくるか。

サトノアレスは16年の朝日杯FS勝ち馬。今年は東京新聞杯2着、京王杯SC3着に入り、前走安田記念は後方3番手からメンバー最速タイの33.3秒で追い込んで0.2秒差の4着。差し切る勢いで伸びてきたが、ラスト100mで脚色が鈍った。それでも2歳G1馬が古馬G1で通用することを示し、早熟でないことを証明。安田記念以来の出走となるため、どこまで仕上がってくるか。テン乗りの川田騎手が騎乗する。

ヴィクトリアマイル勝ち馬ジュールポレール、関屋記念&京成杯AH&富士S2着のワントゥワン、京王杯SC勝ち馬ムーンクエイク、スプリンターズS2勝のレッドファルクス、ファルコンS勝ち馬ミスターメロディ、スプリンターズS3着馬ラインスピリット、16年の阪神カップ勝ち馬シュウジ、ラピスラズリS勝ち馬ダイメイフジ、京阪杯3着馬ダイアナヘイローなど。阪神は土曜が雨の予報。道悪でのレースになりそうだ。

ジュールボレールはMデムーロ騎手、ムーンクエイクはルメール騎手、レッドファルクスはボウマン騎手、ミスターメロディはCルメール騎手が騎乗する予定。今秋の重賞は外国人騎手が活躍しているだけにマークは必要か。ワントゥワンは福永騎手、ラインスピリットは武豊騎手、シュウジは岩田騎手、ダイメイフジは酒井騎手が騎乗する予定。過去10年3番人気以内の決着はない。穴馬の見極めが最大のポイントになる。

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