根岸S
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。最近4年は[3−1−0−0]で連対を確保。57キロ以上は[0−0−0−2]で連対なく不振。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[0−2−0−8]で各2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。最近4年は1番人気が連対し、馬連は7倍、13倍、8倍、20倍で中穴までに収まっている。人気馬に人気薄を絡めて20倍前後を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち13頭が前走連対、18頭が前走4着以内。前走G1を除き4着以内が条件。最近6年は前走OP以上で3、3、4、2、3、4、9着に負けた馬が優勝。前走OP以上で少し足りなかった馬が巻き返している。6番人気以下で連対した5頭のうち4頭が差し追い込み馬。東京ダ1400mは流れが速くなり、差し追い込みが決まりやすい。昨年は6番人気のノンコノユメが大外一気で優勝。決め手のある馬に注意。

サンライズノヴァは東京ダート[6−3−0−2]でユニコーンS、武蔵野Sを勝っている。東京ダ1400mは[2−2−0−0]で昨年の根岸Sは後方からメンバー3位の34.6秒で追い込んでハナ差の2着。58キロを背負ったノンコノユメに34.2秒で差されたが、1分21秒5(重)の高速決着に対応できた。東京ダートでは現在5戦連続で最速上がりを繰り出している。過去10年の根岸Sで最速上がりを繰り出した馬は[5−2−1−2]。流れが緩んで前が残りやすい展開になっても末脚の威力で捻じ伏せるか。鞍上は戸崎騎手。

コパノキッキングは藤森S、オータムリーフS、カペラSを3連勝。前走カペラSは出遅れて最後方からのレースになったが、3コーナーから大外を回って押し上げ、メンバー最速の34.9秒で差し切った。まだ馬体に華奢な部分がある。馬体がパンとして本格化すれば、ダート短距離G1でやれるのではないか。ダ1200m以下では[6−0−0−0]、ダ1400mは[0−1−0−1]で500万2着、1600万4着。タフな東京ダ1400mをこなせるかがポイント。マーフィー騎手は中山で乗れていたが、東京は初めてになる。

プロキオンS勝ち馬マテラスカイ、前走ギャラクシーS2着のユノラト、昨年のNHKマイルC勝ち馬で初ダートのケイアイノーテック、JBCスプリント&カペラS3着の地方馬キタサンミカヅキ、武蔵野S2着馬クインズサターン、前走JBCスプリント4着のモーニン、前走霜月Sを勝ったサトノファンタシーなど。マテラスカイはダ1400m[1−2−0−4]でプロキオンSを1分20秒3(不良)のレコードで圧勝。JBCスプリントは逃げてクビ差の2着に粘った。前走兵庫ゴールドTは2番手から伸び切れず5着。中央ダートで武豊騎手なら[4−1−0−0]。武豊騎手は先週の東海Sをインティで逃げ切っている。2週連続逃げ切りか。

ユラノトは前走ギャラクシーSで1分21秒5(稍重)で走ってゴールドクイーンにハナ差の2着。高速決着に対応できた。東京ダ1400mでは麦秋S(1600万)を勝っている。[5−1−0−1]のルメール騎手が騎乗する。ケイアイノーテックは前3走5、11、6着。母ケイアイガーベラはダ1400m[7−1−2−2]でプロキオンSを勝っている。58キロを背負うが、初ダートで一変するか。キタサンミカヅキはダート重賞[2−2−2−2]。昨年4月以降は[3−2−2−0]で3着以内を確保。58キロを背負うが、58キロ以上では[2−1−3−0]で斤量を克服している。9歳になったが、今回も馬券圏内を確保するか。

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