小倉大賞典
レース回顧
スティッフェリオは外枠スタートから5番手につけ、メンバー3位の34.2秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分46秒7。サイモンラムセスが逃げて前半5F59.4秒。2番手以下は離れており、実質はスローの上がり勝負で前残りになった。スティッフェリオは丸山騎手が外枠から好位につけて流れに乗れたことが大きかった。前走福島記念を勝った馬がハンデ2キロ増の57キロで重賞2連勝。社台RHのステイゴールド産駒が本格化してきた。次走は大阪杯。一気にメンバーが強くなるが、どこまでやれるか。
タニノフランケルは2番手からメンバー8位タイの34.5秒で抜け出してクビ差の2着。スローペースで川田騎手が2番手につけて持ってきた。スタート後に落鉄した模様。昨夏の西部スポニチ賞を逃げて1分45秒4で4馬身差で圧勝した馬が同コースの重賞で1番人気に支持され2着を確保。父フランケル、母ウォッカという良血馬。メンバー、ハンデなど条件が揃えば、どこかで重賞制覇がありそうだ。これで川田騎手は14年以降の小倉大賞典[3−1−0−0]で全て連対している。
サイモンラムセスは前半5F59.4秒で大逃げし、メンバー最下位の35.4秒で上がって0.2秒差の3着。最低の14番人気で激走した。マルターズアポジーが出遅れたことでマイペースにも関わらず、大逃げの形になった。最下位の上がりで3着に粘ったことを考えるとメンバーレベルが低かったこともあるか。調教診断で取り上げたように9歳馬でもひと息入れて調子を上げていた。
マイスタイルは中団から伸び切れず0.6秒差の10着。上がりはメンバー8位タイの34.5秒。切れより地力タイプで前に行ってしぶとい脚を使うタイプだが、緩い流れにも関わらず田中勝騎手が中団に控えたことが堪えた。福島記念2着、京都金杯2着があるように重賞で勝ち負けできる力はあるが、近走は一戦ごとに好走と凡走を続いている。渋った馬場が合うタイプ。雨が降ったときは要注意。
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