中山記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−0−7]で3連対のみ。最近6年は4、6、5、1、4、5着で唯一連対したのは前年の2冠馬ドゥラメンテ。2番人気は[3−1−2−4]、3番人気は[3−1−2−4]で各4連対。6〜9番人気が2連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は27倍、8倍、8倍、143倍、19倍。17年は3−8番人気で万馬券決着になった。G2でメンバーレベルは高いが、時々大波乱がある。

年齢別では4歳[4−2−4−17]、5歳[3−3−1−18]、6歳[2−4−2−26]、7歳以上[1−1−3−31]。6歳馬以上の高齢馬が健闘している。6番人気以下で連対した4頭のうち3頭が6歳馬、残る1頭が7歳馬。穴で6、7歳馬に注意。前走G3は[2−4−4−30]、G2は[0−1−3−20]。前走G1は[7−4−3−24]で11連対。前年秋のG1から直行した人気馬が活躍している。

ディアドラは昨夏のクイーンCを大外からメンバー最速の33.7秒で差し切って3馬身差で圧勝。府中牝馬Sは後方からメンバー最速の32.3秒で差し切り1分44秒7で優勝。2着リスグラシューはエリザベス女王杯を勝ち、香港ヴァーズで2着に入った。前走香港カップは大外から追い込んで0.1秒差の2着。能力が世界レベルということを示した。芝1800mは[3−0−1−0]の巧者で小回りコースも得意。休み明けで次走ドバイターフが控えているため、どこまで仕上げてくるか。54キロで出走できる。鞍上はルメール騎手。

スワーヴィリチャードは大阪杯でG1初制覇。その後は安田記念3着、天皇賞(秋)10着(出遅れ)、ジャパンC3着に終わった。芝1800mは[1−1−0−0]で東スポ杯2歳S2着、共同通信杯1着。中山芝は皐月賞6着、有馬記念4着。左回り[3−2−2−1]、右回り[2−1−0−2]だが、大阪杯を大外捲りで勝ったように今は右回りもこなせる。前3走東京でメンバー3位以内の上がりを繰り出せなかったように今は東京より中山が合う可能性がある。次走ドバイシーマクラシックが控えている。鞍上はMデムーロ騎手。

昨年のマイルCS勝ち馬ステルヴィオ、昨年の皐月賞馬エポカドーロ、昨年の中山記念勝ち馬ウインブライト、昨年の桜花賞2着馬ラッキーライラックなど。明け4歳馬ステルヴィオ、エポカドーロは昨年のスプリングS1、2着馬でコース実績がある。ステルヴィオはデビューから全て外国人騎手が騎乗していたが、今回は丸山騎手(先週の小倉大賞典1着)が騎乗する点がどう出るか。エポカドーロは開幕週の馬場で立ち回りの上手さを生かせそう。藤原英厩舎の管理馬はハンドリングが良く、重賞で駄乗が多い戸崎騎手でも結果を出すことが多い。

ウインブライトは前走中山金杯をトップハンデ58キロを背負って中団から差し切り1分59秒2で優勝。中山芝でG2以下では[4−2−0−0]。中山芝1800mは[3−0−0−0]でスプリングS、中山記念を勝っている。前走より1キロ減の57キロで出走できる。松岡騎手が強気な騎乗で持ってくるか。ラッキーライラックは前走秋華賞で好位から伸び切れず0.8秒差の9着。ローズSを使えなかった影響が出たか。立ち回りが上手く好位からひと脚使えるタイプ。デビュー以来最軽量の53キロで出走できる。鞍上は石橋脩騎手。

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