弥生賞
レース展望

皐月賞トライアル。過去10年で1番人気は[6−1−0−3]で7連対。単勝1倍台は[4−1−0−1]、キャリア3戦以上なら[4−0−0−0]で勝率100%。2番人気は[2−2−2−4]で4連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。最近6年の馬連は523倍、6倍、33倍、2倍、43倍、3倍で隔年で荒れている。今年はメンバー的に波乱に注意。

連対馬20頭のうち15頭が前走連対、19頭が前走5着以内。前走6着以下は[0−1−2−24]で連対したのは前走朝日杯FS7着馬。最近3年の連対馬は全て前走1着。前走OP以上を勝って人気になった馬に注目。6番人気以下で連対した5頭は道中5番手以内につけていた。流れが緩むことが多く、前に行った馬が粘って穴をあけている。トリッキーなコースで前に行った馬が残りやすい。穴で前残りに注意。

ラストドラフトは新馬、京成杯を2連勝。新馬戦は5番手からメンバー2位の33.1秒で抜け出して1分49秒6で優勝。2着ヒシイグアスは未勝利、若竹賞を連勝した。前走京成杯は2番手からメンバー3位タイの35.3秒で抜け出して2分1秒2で優勝。社台RHで5000万円で募集されたノヴェリスト産駒で母は桜花賞馬マルセリーナ。スローペースしか経験していないが、弥生賞はスローペースになりやすく、今年は10頭の少頭数だけに流れは速くならないか。過去10年で社台ファーム生産馬は[1−0−2−16]で1連対のみ。

ニシノデイジーは[3−1−1−0]で3着以内を確保。札幌2歳Sを後方から捲ってメンバー2位の37.0秒で抜け出し1分50秒1で優勝。東スポ杯2歳Sは中団からメンバー2位タイの33.9秒で抜け出し1分46秒6で優勝。休み明け、馬体12キロ増で東京コースを克服した。前走ホープフルSは1枠1番から内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー最速タイの35.3秒で伸びて0.3秒差の3着。勝負どころでスペースがなく追い出しを待たされるロスがあった。距離をこなせるとみた陣営はスプリングSではなく弥生賞に使ってきた。

前走セントポーリア賞を勝ったカントル、前走梅花賞を勝ったサトノラディウス、京都2歳S2着馬ブレイキングドーン、札幌2歳S2着馬ナイママなど。日曜は曇り一時雨の予報。馬場が渋る可能性がある。カントルは[2−1−1−0]で3着以内を確保。500万条件は0.1秒差の3着に終わったが、勝ったサトノルークスは次走すみれSを制した。前走セントポーリア賞は3番手から抜け出して勝ったが、2着アドマイヤスコールは次走水仙賞を制した。昨年のダービー馬ワグネリアンの全弟。戸崎騎手からMデムーロ騎手に乗り替わる。

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