弥生賞
レース回顧

メイショウテンゲンは大外枠スタートから中団の外につけ、メンバー2位タイの36.7秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは2分3秒3。重馬場でラストドラフトが逃げて前半5F61.8秒。道中の最も遅いラップが12.5秒。雨で悪化した馬場で消耗戦になり、距離をこなしバテにくいタイプが上位を独占した。メイショウテンゲンは勝負どころで外めを通って進出し、直線に向くとあっさり抜け出した。渋ったタフな馬場で消耗戦になり、持ち味のバテない強みを発揮した。母メイショウベルーガから末脚の持続力を受け継いでいる。前走きさらぎ賞で穴馬で狙って5着に終わった馬が8番人気で激走した。穴馬で狙った馬はそのときに来なくても次走激走することが非常に多い。次走は皐月賞。雨で馬場が渋るか、荒れてタフな馬場になるかがポイントになる。今年の弥生賞は例年よりメンバーレベルが低かったのではないか。ステップが多様化して弥生賞は最重要トライアルでなくなりつつある。

シュヴァルツリーゼはスタート後に挟まれて後方2番手を進み、メンバー最速の36.2秒で大外から追い込んで0.2秒差の2着。4コーナーで大外に弾かれる大きなロスがあったが、最後に鋭く伸びて2着を確保。まだ粗削りで新馬戦と同様に若さ丸出しだったが、堀厩舎の素質馬が6番人気で激走した。調教診断で取り上げた(3頭のみ)ように堀厩舎がしっかり仕上げていたこともあるのだろう。キャリア1戦での弥生賞連対は07年のココナッツパンチ(次走皐月賞9着)以来となる。新馬戦をラスト3F12.0−11.1−11.0秒の尻上がりラップで圧勝した馬。気性面を含め、本番までにどこまで成長してくるか。

ブレイキングドーンは後方3番手からメンバー2位タイの36.7秒で伸びて0.4秒差の3着。勝負どころで反応が悪かったが、最後に内のニシノデイジーを交わしてギリギリで3着を確保。父ヴィクトワールピサは道悪の弥生賞、皐月賞を連勝し、母系のアグネスフローラは道悪2戦2勝で桜花賞を制したように道悪をこなす一族。道悪で心肺機能の高さを生かせるとみて穴馬で狙ったが、欲を言えばもう1、2列前につけていればといった印象。3戦連続馬体が増えていた。ずっと太めで走っており、馬体が絞れると一変する可能性がある。

ニシノデイジーは4番手を進み、メンバー4位タイの37.1秒で伸びて0.4秒差の4着。勝負どころで外に出せず、馬場のぬかるんだ内を突いたことが堪えた。ホープフルSは脚を余して3着だったが、超スローの上がり勝負だった。タフな馬場の芝2000mは微妙に長いのではないか。3戦連続で馬体が増えていたように本番前で少し余裕残りの仕上げだった。皐月賞では強引に捲る手もある。

ラストドラフトはハナを切ったが、直線で伸び切れず0.7秒差の7着。小柄な馬でタフな馬場と息の入りにくい展開が影響し伸び切れなかった。ルメール騎手が騎乗できなかったことも影響したのだろう。前走京成杯を勝ったが、スローペースだった。ニシノデイジーと同様にタフな馬場の芝2000mは微妙に長いのではないか。次走皐月賞で結果が出ないとマイル路線もありえる。

[Home]