中山牝馬S
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。単勝2倍台は[0−2−0−0]、3倍台は[0−0−0−1]、4倍台は[1−0−1−5]で単勝3倍以上は不振傾向。2番人気は[0−2−0−8]で2連対、3番人気は[1−0−0−9]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が4連対。馬連万馬券が3回あるが、最近4年は14倍、9倍、22倍、19倍で20倍台までに収まっている。

52キロ以下は[0−2−2−29]で勝った馬はいない。53キロは[5−2−3−34]、54キロは[3−5−1−23]で計15連対。53、54キロの軽量馬が勝つことが多い。55キロは[0−0−2−23]で3番人気以内[0−0−0−7]で不振が続いている。56キロ以上は[2−2−1−15]、1番人気なら[0−2−1−1]。穴で10番より外枠に入った53、54キロに注意。

ミッキーチャームは昨夏の北海道で未勝利、500万、1000万条件を3連勝。前走秋華賞で前半5F59.6秒で逃げてアーモンドアイに0.2秒差の2着に粘った。前半ラップを落とし、5F目からラスト2F目まで11秒台のラップを刻んで後続を脚を使わさせ、あわやのシーンを作った。ただしアーモンドアイは休み明けで6、7分程度の仕上がりだった。芝1800mは[3−0−1−0]で小回りコースを得意にしている。データを破って55キロで連対できるかどうか。休み明けで仕上がりと直線の急坂がカギになる。

ノームコアは[3−1−2−1]でエリザベス女王杯5着を除き3着以内を確保。前走愛知杯はスタートで躓いた後に寄られて後方を進み、直線で大外からメンバー最速の33.5秒で追い込んで0.1秒差の2着。アクシデントはあったが、トップハンデ55キロを背負って連対を確保した。牝馬限定G3で芝2000mまでなら一枚上なのではないか。中山芝[2−0−1−0]で紫苑Sを好位抜け出しで圧勝している。ルメール騎手が騎乗停止のため、テン乗りの田辺騎手(弥生賞ラストドラフト)に乗り替わる点がどう出るか。

エリザベス女王杯で2年連続2着のクロコスミア、17年のヴィクトリアマイル勝ち馬アドマイヤリード、愛知杯勝ち馬ワンブレスアウェイ、同3着馬ランドネ、同4着馬ウラヌスチャーム、昨年の中山牝馬S勝ち馬カワキタエンカ、同2着馬フロンティアクイーン、前走初富士S2着のアッフィラートなど。クロコスミアは芝1800m[3−1−1−5]で府中牝馬S1着、ローズS2着がある。荒れ馬場をこなす小柄なステイゴールド産駒。今年はミッキーチャーム、カワキタエンカ、ランドネなど前に行く馬が揃っている。

アドマイヤリードは2走前にディセンバーS(56キロ)をメンバー最速の34.4秒で差し切って優勝。芝1800mは[3−2−1−3]で緩い馬場をこなすタイプ。過去10年で56キロは[1−2−1−14]で1、1、6番人気が連対している。アッフィラートは芝1800m[2−2−3−3]、中山芝1800mは[1−1−1−0]で昨年の野島崎特別を勝っている。格上挑戦のため、デビュー以来最軽量の51キロで出走できる。藤原英厩舎のディープインパクト産駒。最低人気で勝てば3連単は100万馬券か。

[Home]