大阪杯
レース展望

17年にG1に昇格した。過去10年で1番人気は[4−3−2−1]で7連対。単勝1倍台は[1−2−2−0]、2倍台は[1−1−0−0]、3倍以上は[2−0−0−1]。単勝1倍台は取りこぼしが多い。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。6〜9番人気が7連対、10番人気以下は3着以内なし。G1昇格後は1−7番人気、1−6番人気で決着し、馬連は23倍、29倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち18頭が前走5着以内、残る2頭は前走有馬記念6着、金鯱賞6着。前走G1、G2で善戦した馬が活躍している。前走重賞以外は連対が条件。前走8着以下は[0−0−0−37]で出番なし。4歳[5−4−3−19]、5歳[4−3−2−22]、6歳[1−2−5−27]、7歳以上[0−1−0−30]で4、5歳馬が活躍。4歳馬は1、2番人気なら[4−1−2−1]。6歳馬は6、7、9番人気が連対。穴で注意。7歳以上は2着が1回あるのみ。

ブラストワンピースは[5−0−0−2]でダービー5着、菊花賞4着に終わったが、前走有馬記念を6番手からメンバー5位の35.7秒で差し切って制した。菊花賞はスローの上がり勝負で切れ負けしたが、有馬記念はラスト3Fは11.8−12.2−12.9秒の消耗戦だった。芝2000m以下は[3−0−0−0]で新潟記念、阪神では毎日杯を勝っている。ハービンジャー産駒で稍重では2戦2勝。有馬記念は稍重で古馬より2キロ軽い55キロだった。休み明け、57キロを背負って高速決着、高速上がりに対応できるかかカギ。

キセキは菊花賞を勝った後9、9、8着に終わったが、昨年秋は毎日王冠3着、天皇賞(秋)3着、ジャパンC2着、有馬記念5着と復調した。ジャパンCは前半5F59.9秒で逃げて、後半5Fを57.5秒でまとめて2分20秒9で走り、アーモンドアイに0.3秒差の2着に粘った。芝2000mは[2−0−1−0]で昨年の天皇賞(秋)は逃げて1分57秒0で走り3着に粘った。阪神芝は[1−1−2−1]で神戸新聞杯2着がある。メンバー的に単騎で逃げが打てそう。先週の高松宮記念で不利を受けた川田騎手が持ってくるか。

昨年のダービー馬ワグネリアン、昨年の大阪杯2着馬ペルシアンナイト、同3着馬アルアイン、前走金鯱賞3着のエアウィンザー、天皇賞(秋)2着馬サングレーザー、マイルCS勝ち馬ステルヴィオ、皐月賞馬エポカドーロ、京都記念勝ち馬ダンビュライト、同2着馬ステイフーリッシュ、同3着馬マカヒキ、福島記念と小倉大賞典を連勝したスティッフェリオなど。14頭立てでフルゲートにはならなかったが、G1馬が8頭出走しメンバーレベルは高い。G1昇格後は1番人気のキタサンブラック、スワーヴリチャードが勝っている。

ワグネリアンは[5−1−0−1]で負けた2戦は中山の弥生賞2着、皐月賞7着。阪神芝は[2−0−0−0]で野路菊賞、神戸新聞杯を勝っている。昨年の神戸新聞杯以来の出走となるが、4歳になってどこまで成長してくるか。小回りの中山で2戦した以外は全て直線の長い外回りコース。今回は阪神内回りで直線が短いだけに福永騎手の立ち回りがカギになる。ペルシアンナイトは昨年の大阪杯で中団の後ろからメンバー最速の33.7秒で伸びて0.1秒差の3着。芝2000mは[0−2−0−1]。叩き2戦目で変わり身に注意。

アルアインは芝2000m[1−0−1−3]で皐月賞1着、大阪杯3着がある。前走金鯱賞は5着に終わったが、休み明けで急遽柴山騎手が騎乗して外枠から外を回るロスがあった。内枠を引いて立ち回りの上手さを生かせれば。エアウィンザーは芝2000m[4−4−2−0]、阪神芝2000mは[3−1−0−0]でチャレンジCを1分58秒3で圧勝している。前走金鯱賞は中団の内からメンバー3位の34.2秒で伸びて0.3秒差の3着。金鯱賞1、2着馬は大阪杯に出走しない。昨年以降の重賞で浜中騎手は[0−3−5−45]。

サングレーザーは前3走芝2000mで札幌記念1着、天皇賞(秋)2着、香港カップ4着。天皇賞(秋)では中団からメンバー最速の33.4秒で伸びて1分57秒0で走り、レイデオロに0.2秒差の2着に入った。休み明けで仕上がりとテン乗りのミナリク騎手(阪神未経験)がカギ。ステルヴィオは芝1800m以下[4−3−1−0]。阪神では朝日杯FS2着があるが、距離2000mがカギ。スティッフェリオは休み明けを除き、右回りの芝2000mは[4−2−1−2]で5着以内を確保。今年の重賞で田辺騎手は[0−0−0−11]。

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