アンタレスS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−1−2]で7連対。前走重賞連対馬は[3−3−1−1]。56キロ[0−1−0−1]、57キロ[4−1−0−0]、58キロ[0−1−1−1]で57キロは堅実。2番人気は[2−1−3−4]で3連対、3番人気は[2−2−2−4]で4連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、6、11番人気。最近5年の馬連は32倍、28倍、5倍、43倍、13倍で中穴決着が多い。

連対馬20頭のうち15頭が前走連対、18頭が前走4着以内に入っていた。前走ダートのOP以上で連対した馬が活躍している。前走6〜9着[1−0−2−30]、10着以下[0−1−3−32]で連対した2頭は6、11番人気。6番人気以下で連対した3頭のうち2頭が前走マーチSで4、11着に負けていた。17年はマーチS4着のロンドンタウンが6番人気で2着。中山の重いダートで負けた馬が巻き返している。

グリムはダート[6−1−1−2]でレパードS、白山大賞典、名古屋大賞典を優勝。昨年8月以降は[3−1−1−0]で3着以内を確保している。前に行ってしぶとい脚を使える馬で展開に左右されにくいのは強み。前4走は53キロ、54キロ、54キロ、55キロだったが、今回は57キロを背負う。これがどう出るか。武豊騎手からテン乗りの浜中騎手に乗り替わる。今年の重賞で浜中騎手は[0−1−1−11]で田辺騎手([0−0−0−17])よりはマシな成績。

ウェスタールンドは前走チャンピオンズCで離れた最後方から内をロスなく回って3、4コーナーでショートカット気味に押し上げ、メンバー最速の34.4秒で馬群を捌いて鋭く伸び、0.4秒差の2着まで追い上げた。勝ったルヴァンスレーヴの上がりを1.2秒上回っている。一発狙いに徹した藤岡佑騎手の騎乗が嵌まったのは確かだが、シリウスSでも内から強烈な末脚を繰り出している。佐々木晶厩舎の7歳セン馬。休み明けでどこまで仕上がってくるか。56キロで出走できる。

前走マーチS2着のロンドンタウン、同3着リーゼントロック、同4着のヒラボクラターシュ、同10着のテーオーエナジー、前走名古屋大賞典3着のアナザートゥルース、前走仁川S2着のピオネロなど。ロンドンタウンは前走マーチSで外枠から6番手につけ、メンバー8位の37.6秒で上がって0.2秒差の2着に入った。コリアCを圧勝で2連覇したのはダテではないことを示した。過去2年のアンタレスSは2着(良)、6着(不良)。前走より1.5キロ減の56キロで出走できる。

リーゼントロックは前走マーチSで超大穴馬で狙ったが、3番手から早めに抜け出して0.2秒差の3着に入った。佐賀記念で勝ったヒラボクラターシュにクビ差の2着、3着テイオーエナジーに8馬身差をつけていただけに完全に人気の盲点だった。坂井騎手が強気な先行策で粘らせるか。ヒラボクラターシュは前走マーチSと同じ57キロ。2戦連続でどこまで慣れてくるか。テイオーエナジーは前走田辺騎手でまともに走っていない。能力はあるが、58キロを背負うのがどう出るか。

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