NHKマイルC
レース展望

過去10年で1番人気は[5−0−0−5]で5連対。関西馬は[4−0−0−2]、牡馬なら[4−0−0−1]で堅実。関東馬は[1−0−0−3]で取りこぼしが多い。2番人気は[1−3−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気は2連対、10番人気以下は[2−2−4−82]で4連対。最近5年の馬連は147倍、28倍、9倍、172倍、31倍。最近は10番人気以下の激走が多い。

連対馬20頭のうち13頭が前走3着以内。前走4着以下から連対した7頭のうち6頭が2走前に重賞で3着以内に入っていた。前走4着以下に負けた馬は2走前の成績に注目。前走負けたことで人気の盲点になる。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭に前2走以内に重賞3着以内があり、残る1頭は前走OP特別を勝っていた。穴で前2走以内の重賞3着以内、OP特別勝ちがフロック視されて人気にならなかった馬に注意。

グランアレグリアは前走桜花賞を3番手から早めに先頭に立ち、メンバー5位タイの33.3秒で後続を引き離し2馬身半差で圧勝。勝ちタイム1分32秒7は桜花賞レコード。ラスト4Fは11.7−10.8−11.9−11.5秒の高速ラップだった。東京芝1600mは[2−0−0−0]で新馬戦を1分33秒6、サウジアラビアRCを1分34秒0で圧勝している。朝日杯FSでは早めにアドマイヤマーズに来られて0.4秒差の3着に終わった。このあたりをどう考えるか。スムーズならあっさりもあるが、非社台組の出方に注意。

アドマイヤマーズは朝日杯FSでグランアレグリアを真っ向勝負で勝っている。共同通信杯はスローペースで逃げて0.2秒差の2着。ダノンキングリーに切れ負けしたが、1キロ重い57キロを背負っていた。前走皐月賞は好位からメンバー9位タイの34.9秒で伸びて0.4秒差の4着。勝負どころで前に馬がいて動けず、レースのラスト3Fが11.7−11.6−11.4秒で尻上がりでは厳しかった。芝1600mは4戦4勝。今年の重賞でMデムーロ騎手は[1−3−0−21]、2番人気以下では[0−0−0−19]で不振。

きさらぎ賞勝ち馬ダノンチェイサー、京王杯2歳S勝ち馬ファンタジスト、ファルコンS勝ち馬ハッピーアワー、同2着馬グルーヴィット、ニュージーランドT勝ち馬ワイドファラオ、同3着馬ヴィッテルスバッハ、アーリントンC勝ち馬イベリス、同2着馬カテドラル、同3着馬トオヤリトセイト、朝日杯FS2着馬クリノガウディー、シンザン記念勝ち馬ヴァルディゼール、フィリーズレビュー勝ち馬プールヴィル、毎日杯4着馬ケイデンスコールなど。週末は雨は降らない予報。流れ次第で1分31秒台の高速決着になるかもしれない。

ダノンチェイサーは前走きさらぎ賞を2番手から抜け出して2馬身差で圧勝。セレクトセールで2億7000万円で取り引きされた池江厩舎のディープインパクト産駒。今年の重賞で川田騎手は4番人気以内なら[7−4−0−5]。高速決着に対応できるかがカギ。グルーヴィットは前走初芝のファルコンSで中団の外からメンバー2位の34.4秒で伸びて0.1秒差の2着。レーン騎手は先週日曜の東京で[4−0−0−2]、2番人気以内では[4−0−0−0]。翌日は平成最後の重賞・新潟大賞典をメールドグラースで制している。

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