ヴィクトリアマイル
レース展望
過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。単勝1倍台は[2−1−0−1]で堅実。過去5年は8、6、2、7、2着で2連対のみ。2番人気は[1−0−1−8]、3番人気は[0−1−2−7]で各1連対のみ。6〜9番人気と10番人気以下が各5連対。最近7年は必ず6番人気以下が連対している。最近5年の馬連は84倍、368倍、35倍、427倍、40倍。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
前走芝重賞勝ち馬は[0−2−2−22]、5番人気以内は[0−0−1−10]で連対なく不振。前走6〜9着と前走10着以下が各5連対。前走重賞なら着順は問われない。前走重賞で惨敗したG1実績馬の巻き返しに注意。16年に阪神牝馬Sが芝1600mに変更されて以降、連対馬6頭のうち5頭が阪神牝馬S組だった。連対した5頭は1、1、6、7、8番人気。穴で阪神牝馬Sで善戦した7番人気前後に注意。
ラッキーライラックは昨年牝馬3冠で桜花賞2着、オークス3着、秋華賞9着。G1馬が揃った復帰戦の中山記念は2番手からメンバー8位の34.9秒で上がってクビ差の2着に粘った。前走阪神牝馬Sは3コーナー手前が挟まれて後退し、メンバー4位タイの33.2秒で伸びて0.2秒差の8着。スローの上がり勝負で道中の不利は致命的だった。芝1600mは[4−1−0−1]で東京ではアルテミスSを勝っている。G1で少し詰めが甘いレースが続いている点を石橋脩騎手がどうカバーするかがカギ。
アエロリットは東京芝1600m[1−2−0−1]でクイーンC2着、NHKマイルC1着、ヴィクトリアマイル4着(稍重)、安田記念2着がある。昨年のヴィクトリアマイルは稍重で上がり勝負になり切れ負けして4着。安田記念は前半5F56.8秒のハイペースで2番手から1分31秒3で走りクビ差の2着。スピードの持続力が優れた馬で速い流れで飛ばしてもバテないタイプ。米国遠征明けでどこまで仕上がってくるか。牝馬限定G1は[0−0−0−3]。強いメンバーの方が力を発揮できるタイプ。
阪神牝馬S勝ち馬ミッキーチャーム、東京新聞杯2着馬レッドオルガ、昨年のローズS勝ち馬カンタービレ、ダービー卿CT2着馬プリモシーン、17年のオークス馬ソウルスターリング、中山牝馬S勝ち馬フロンティアクイーン、福島牝馬S勝ち馬デンコウアンジュ、昨年の紫苑S勝ち馬ノームコアなど。今年は混戦で勝ってもおかしくない馬が多い。今週からA→Bコースに変更される。良馬場で高速決着になりそうだ。先週のNHKマイルCは14番人気のケイデンスコールが2着。今週も人気薄の激走がありそうだ。
ミッキーチャームは昨年の秋華賞2着馬。中山牝馬Sは長距離輸送でイレ込んで14着に終わったが、前走阪神牝馬Sを1分33秒6で勝ち、マイルに対応できることを示した。まだ速い流れを経験していない点と長距離輸送がカギ。レッドオルガは左回り[5−1−2−1]のサウスポー。2走前の東京新聞杯は6番手からメンバー5位の33.6秒で伸びて1分32秒0で走り、インディチャンプに半馬身差の2着。昨年の3着馬レッドアヴァンセの全妹。鞍上は今年のG1で[1−0−2−2]の北村友騎手。
カンタービレは芝1800m[3−0−0−0]でフラワーCとローズSを優勝。芝1600mは[0−2−0−1]で前走阪神牝馬Sは5、6番手からメンバー4位タイの33.2秒で上がって0.1秒差の6着。直線で前が詰まって脚を余した。マイルの高速決着に対応できるかがカギ。鞍上はMデムーロ騎手。プリモシーンは戸崎騎手から解放された関屋記念を1分31秒6で優勝。前走ダービー卿CTは中団から伸びてフィアーノロマーノにクビ差の2着。過去10年のヴィクトリアマイルで福永騎手は[0−0−1−8]。
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