オークス
レース展望
過去10年で1番人気は[5−2−1−2]で7連対。単勝1倍台は[2−1−0−0]、2倍台は[2−1−0−1]、3倍台は[1−0−1−1]で信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[1−3−3−3]で4連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気は4連対。10番人気以下は[0−0−0−87]。最近5年は1番人気が連対し、馬連は3倍、11倍、4倍、22倍、11倍で堅い決着が多い。
連対馬20頭のうち18頭が前走3着以内。前走桜花賞9、10着から巻き返した2頭は2走前に重賞を勝っていた。前走桜花賞なら巻き返し可能。前走桜花賞&フローラS3着以内と忘れな草賞勝ち馬に注目。6番人気以下で連対した4頭のうち3頭に前2走以内に重賞3着以内があった。4頭の前走は桜花賞10着、フローラS1、3着、忘れな草賞1着。穴で前走OP以上の好走がフロック視されて人気がない馬に注意。
コントラチェックは[3−1−1−0]で逃げたときは3戦3勝。2走前の菜の花賞は前半5F58.3秒で逃げて直線で後続を引き離し3馬身差で圧勝。勝ちタイム1分33秒8は1週前のフェアリーSより2.2秒速かった。前走フラワーCは前半5F60.5秒で逃げ、メンバー8位の34.9秒でまとめて2馬身半差で圧勝。勝ちタイムは中山牝馬Sより0.3秒、スプリングSより0.4秒速い。藤沢和厩舎のディープインパクト産駒でオークス3着馬バウンスシャッセの半妹。2枠3番からレーン騎手が逃げて粘らせるか。
クロノジェネシスは[3−1−1−0]で上がりは全てメンバー1、2位。阪神JFは出遅れて後方2番手からメンバー最速の33.9秒で追い込んでダノンファンタジーに半馬身差の2着。クイーンCは中団の後ろからメンバー2位の33.1秒で外から差し切って1分34秒2で優勝。前走桜花賞は中団からメンバー2位タイの32.9秒で伸びて0.4秒差の3着。道中スムーズさを欠き、直線で追い出しが遅れるロスがあった。半姉ノームコアは先週のヴィクトリアマイルを制した。2戦2勝と得意の東京でG1初制覇なるか。
忘れな草賞勝ち馬ラヴズオンリーユー、桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤ、同4着馬ダノンファンタジー、同5着馬ビーチサンバ、同7着馬エールヴォア、フローラS勝ち馬ウィクトーリア、同2着馬シャドウディーヴァ、スイートピーS勝ち馬カレンブーケドール、アルテミスS勝ち馬シェーングランツなど。ラヴズオンリーユーは新馬、白菊賞、忘れな草賞を3連勝。リアルスティールの全妹。初の長距離輸送、左回り、距離2400mと課題は多いが、最速上がりで3戦3勝とまだ底を見せていない。過去10年のオークスでMデムーロ騎手は[0−0−2−2]。
シゲルピンクダイヤは前走桜花賞で後方から直線で馬群を捌きながらメンバー最速の32.7秒で伸びて0.4秒差の2着。勝ったグランアレグリアの上がりを0.6秒上回った。デビューから全て芝1600m。長距離輸送でイレ込まず、距離を克服できるかがカギ。ダノンファンタジーは[4−1−0−1]で重賞3勝。前走桜花賞は5番手からメンバー7位の33.4秒で伸びて0.4秒差の4着。過去10年のオークスでディープインパクト産駒は5番人気以内なら[3−3−2−8]。距離2400mでジリ気を出さなければ。
ビーチサンバはアルテミスS2着、阪神JF3着、クイーンC2着、桜花賞5着で相手なりに堅実に走っている。母フサイチエアデールは桜花賞2着、オークス5着。8枠16番から福永騎手がひと工夫して持ってくるか。エールヴォアは前走桜花賞で出遅れて後方を進み、最内からメンバー2位の32.9秒で伸びて0.8秒差の7着。前に行く予定だったが、出遅れてレースにならなかった。芝2000mのエリカ賞を勝っており、東京ではアルテミスS3着がある。東京芝2400mの重賞で松山騎手[0−0−0−7]で不振。
ウィクトーリアは前走フローラSを出遅れて後方からメンバー最速の33.2秒で差し切って1分59秒5で優勝。出遅れて新たな面を出したともいえるが、逃げたジョディーが3着に粘っており、前に行っても勝ち負けできたかもしれない。オークスで戸崎騎手は[0−3−0−4]、5番人気以内なら[0−3−0−2]。コントラチェックとの兼ね合いがカギ。シャドウディーヴァは東京芝[1−3−1−0]で3着以内を確保。ヌーヴォレコルトと同じ斎藤誠厩舎のハーツクライ産駒。岩田騎手が得意のイン突きで持ってくるか。
カレンブーケドールは前走スイートピーSを早めに上がってメンバー4位タイの33.1秒で抜け出して1分47秒7で優勝。国枝厩舎は昨年アーモンドアイで制しており2連覇が懸かる。過去10年でスイートピーS組は[0−0−0−22]で出番なし。シェーングランツは3戦連続阪神で使って4、5、9着。前走馬体10キロ減の影響なのか、今回は調教がかなり軽い点がどう出るか。過去10年のオークスで武豊騎手は[0−0−0−6]で前2年はリスグラシュー、マウレアで5着。日記では「一発狙った騎乗をする」と記している。
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