中京記念
レース展望

12年に距離が1600mに変更された。過去7年で1番人気は[1−0−1−5]、2番人気は[0−1−0−6]で各1連対のみ。3番人気は[0−0−2−5]、4番人気は[0−0−2−5]で連対なし。6〜9番人気が5連対、10番人気が3連対。最近5年の馬連は200倍、170倍、51倍、26倍、24倍で荒れている。ハンデ戦らしく人気薄同士の決着が3回。人気薄を絡めて穴狙いに徹したい。

前走勝ち馬は[3−1−4−8]で4連対。前走OP特別を勝った馬が3勝。前走2〜4着は[1−1−1−24]で2連対。前走善戦した馬は不振。53キロ以下は[0−1−0−19]で1連対のみ。連対馬14頭のうち11頭が56キロ以上、6頭が57キロ以上。マイル重賞実績のある重ハンデ馬に注目。トップハンデは[2−1−2−9]。最近4年は57.5キロ以上が[0−0−0−6]で不振が続いている。

プリモシーンは芝1600m[3−3−0−3]でフェアリーS1着、関屋記念1着、ダービー卿CT2着、ヴィクトリアマイル2着がある。前走ヴィクトリアマイルは10番手からメンバー最速の33.0秒で伸びてノームコア(レーン騎手)にクビ差の2着。前年の桜花賞で10着、NHKマイルCで5着に終わった馬が、1分30秒5のレコードと同タイムで走って能力を示した。今回は休み明けで実質トップハンデの55.5キロを背負う。今年のマイル重賞で福永騎手は[2−3−2−6]、ディープインパクト産駒では[0−2−1−0]。

カテドラルは東スポ杯2歳S11着、京成杯11着に終わったが、脚質転換に成功してアーリントンC2着、NHKマイルC3着と復調してきた。アーリントンCは最後方からメンバー最速の33.3秒で追い込んでクビ差の2着。前走NHKマイルCは後方から馬群を割ってメンバー2位タイの33.7秒で伸びて0.1秒差の3着。時計を詰めて一気にパフォーマンスを引き上げた。先週の中京は内を通って前に行った馬が残るレースが多かっただけに最終週で差しが決まるのかがポイント。前2走外国人騎手からテン乗りの川田騎手に乗り替わる。

重賞3勝の実力馬ロードクエスト、ファルコンS2着馬グルーヴィット、京都金杯&阪神牝馬S3着のミエノサクシード、朝日杯FS2着馬クリノガウディー、阪急杯で5着があるエントシャイデン、17年のデイリー杯2歳S勝ち馬ジャンダルム、昨年のダービー卿CT&京王杯SC2着馬キャンベルジュニアなど。ロードクエストは今年のマイルG3では京都金杯が0.5秒差の13着、東京新聞杯が0.4秒差の4着、ダービー卿CTが0.4秒差の6着。今回も3戦と同じ57キロ。Mデムーロ騎手では[2−1−0−1]で連対率75%。

グルーヴィットはファルコンSで中団の外からメンバー2位の34.4秒で伸びて0.1秒差の2着。前走NHKマイルCは中団のまま伸び切れず0.5秒差の10着。レーン騎手で4番人気に支持されたが、直線で前が詰まってまともに追えなかった。社台のロードカナロア産駒。テン乗りの松山騎手が騎乗する。クリノガウディーは朝日杯FSでアドマイヤマーズに0.3秒差の2着。アドマイヤマーズはNHKマイルCを制した。今年は惨敗が続いているが、ひと息入れてどこまで復調してくるか。新馬戦で騎乗した森裕騎手が騎乗する。

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