小倉記念
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−2−5]で3連対。前走重賞3着以内は[1−2−1−1]で複勝率75%。単勝3.5倍以上は[0−1−1−4]で1連対のみ。2番人気は[0−3−1−6]、3番人気は[3−0−1−6]で各3連対。6〜9番人気、10番人気以下は各3連対。最近5年の馬連は26倍、28倍、133倍、19倍、7倍で20倍前後の中穴決着が多い。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

トップハンデは[1−1−3−8]で昨年57キロで1番人気のトリオンフ、2番人気のサトノクロニクルがワンツーを決めた。1番人気は[1−0−1−2]、2番人気は[0−1−1−0]だが、3番人気以下は[0−0−1−6]で3着止まり。今年のトップハンデは57.5キロのメールドグラース。トップハンデに限らず、過去10年で57.5キロ以上を背負った馬は[0−0−3−5]で連対がなく不振。

メールドグラースは現在4連勝中。レーン騎手が騎乗して新潟大賞典、鳴尾記念を連勝した。芝2000mは[4−1−1−3]、良馬場では[4−1−1−0]、稍重以上では[0−0−0−3]。ちなみに週末は雨は降らない予報。小倉芝2000mは2戦2勝で未勝利、500万条件を勝っている。これまで56キロまでしか経験がない馬がトップハンデ57.5キロを背負う。これがどう出るか。過去10年で川田騎手は[0−2−0−7]、1番人気では[0−1−0−3]。1番人気で崩れて波乱を演出する傾向がある。

アイスバブルは昨年夏以降[3−3−0−0]で連対を確保。前走目黒記念は中団の後ろからメンバー2位の34.7秒で伸びて0.2秒差の2着。パドックでは馬体、気配が地味に映ったが、距離を延ばしながら一戦ごとに着実にパフォーマンスを引き上げている。芝2000mは[1−2−1−1]、小倉では芝1800mで[1−1−0−0]。ハンデは前走から1キロ増の55キロ。前走ハンデ重賞で軽ハンデで激走した馬は一気に重くならない傾向がある。池江厩舎のディープインパクト産駒。父に捧げる重賞勝利なるか。

2連勝でオープン入りしたアイスストーム、小倉巧者のタニノフランケル、昨年の鳴尾記念勝ち馬ストロングタイタン、前走宝塚記念6着のノーブルマーズ、前走七夕賞7着のクリノヤマトノオー、前走巴賞3着のカデナ、昨年の小倉日経オープン勝ち馬レトロロックなど。09年は16番人気のダンスアジョイ、16年は11番人気のクランモンタナが勝ち、11年は15番人気のキタサンアミーゴが2着。ローカルのハンデ重賞で極端な人気薄が激走している。過去10年で和田騎手は[2−1−2−4]。今年はクリノヤマトノオーに騎乗する。

アイスストームは調布特別を中団からメンバー最速の32.5秒で差し切り1分46秒8で優勝。前走垂水Sは後方からメンバー2位の34.7秒で差し切り1分45秒1の好タイムで優勝。芝2000mは[2−1−1−2]。昇級戦でハンデは54キロ。過去10年で武豊騎手は[2−1−2−1]。昨年はトリオンフで制した。タニノフランケルは芝2000m[3−0−1−5]で中山金杯3着がある。小倉芝は[1−1−0−0]で小倉大賞典で2着がある。夏場走るタイプで叩き3戦目は[2−0−0−1]。単騎逃げで粘り込むか。

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