エルムS
レース展望
過去10年で1番人気は[2−1−4−3]で3連対。単勝1倍台は[2−1−1−1]、2倍台は[0−0−2−1]、3倍台は[0−0−1−1]。単勝2倍以上は連対がなく不振。2番人気は[4−1−0−5]で5連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は7、8、10番人気。最近5年の馬連は34倍、14倍、96倍、8倍、12倍。16年は7−4番人気で波乱になった。
年齢別では4歳[5−1−4−11]、5歳[4−3−4−20]、6歳[1−3−1−34]、7歳以上[0−3−1−34]で4、5歳馬が活躍。最近8年のうち7年で6、7歳馬が連対。重賞実績のある高齢馬に注意。前走北海道のダ1700mのOP特別出走馬は[5−3−4−41]、前走勝った馬は[2−1−2−4]、1、2番人気なら[2−1−2−0]。特に前走函館のマリーンSを勝ってきた馬に注意。
グリムはダート[7−2−1−2]で重賞を4勝している実力馬。2走前のアンタレスSは6番手から早めに動いて抜け出したが、最後にアナザートゥルースに差されて半馬身差の2着。勝ち馬より1キロ重い57キロを背負っていた。前走マーキュリーCは4番手から抜け出して2馬身差で圧勝。ダ1700m、札幌は初めてになるが、前に行ってひと脚使える馬で小回りコースをこなすタイプ。武豊騎手とは[2−0−1−0]で好相性。4月以降の重賞で武豊騎手は[0−1−1−18]。今年の札幌ダ1700mでは[1−1−1−0]。
リアンヴェリテはダ1700mでは全て逃げて[4−0−0−0]で勝率100%。2走前の大沼Sはハナを切ってメンバー2位の36.4秒で上がって後続を突き放し、1分42秒0(稍重)の好タイムで5馬身差で圧勝。前走マリーンSはハナを切って直線で後続を引き離し、外から捲ってきたモズアトラクションをクビ差完封し1分43秒3で優勝。3着には5馬身差をつけていた。これまで7勝のうち6勝が逃げ切り。今回はドリームキラリ、マルターズアポジーの出方が気になるところ。国分恭騎手とは[3−1−0−0]で好相性。
前走マリーンS2着のモズアトラクション、マーチS勝ち馬サトノティターン、過去2年のエルムS3、2着のドリームキラリ、昨年の勝ち馬ハイランドピーク、初ダートのタイムフライヤーなど。モズアトラクションは平安Sでチュウワウィザードにハナ差の2着。大沼Sではリアンヴェリテに1.0秒差をつけられたが、前走マリーンSはクビ差の2着まで追い上げた。斤量が同斤になるのは不利だが、前が競り合って差し馬向きの展開になると突っ込みがあってもおかしくない。今年の重賞で藤岡康騎手は[0−1−1−17]。
サトノティターンはマーチSを大外一気で重賞初制覇。全兄マチカネニホンバレは09年に新潟で行われたエルムSの勝ち馬。長い距離では好位につけているが、初のダ1700mで追い込むレースになると展開次第か。ドリームキラリは札幌ダ1700mは[1−1−2−0]で重馬場で行われた過去2年のエルムSで逃げて0.1秒差の3着、0.2秒差の2着。今年7歳になったが、59キロを背負ってオアシスSと欅Sで2着に粘ったように大きな衰えはない。前に行く馬が揃ったが、56キロで出走できる。鞍上は坂井瑠騎手。
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