小倉2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。前走小倉芝1200mで0.3〜0.8秒差をつけて圧勝した馬は[1−2−0−0]。0.1秒差以内の接戦だった馬は[0−1−0−3]で不振。2番人気は[4−1−1−4]で5連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は3連対。最近5年の馬連は216倍、15倍、49倍、31倍、296倍でかなり荒れている。

前走小倉芝1200mで前に行って2着に0.3秒差以上をつけて勝った馬が10連対。前半3F33秒台で3番手以内につけて勝った馬、特に逃げ切った馬に注目したい。牡馬は[5−7−7−71]、牝馬は[5−3−3−53]。牝馬は1、2番人気[4−2−1−5]だが、3〜9番人気は[0−0−2−24]。13、15番人気で連対したのは牝馬。大穴で前走新馬戦を勝ち、若手騎手が騎乗した10番人気以下の牝馬に注意。

カイルアコナは小倉芝1200mの新馬戦で単勝2倍の1番人気に支持され、前半3F34.0秒で逃げ、メンバー2位タイの35.1秒でまとめ、1分9秒1で4馬身差で圧勝。最後は軽く仕掛けただけで流す余裕があった。2着メイショウベンガルは次走小倉芝1200mの未勝利戦を1分9秒4で5馬身差で圧勝している。サンデーレーシングで2000万円で募集された高橋義厩舎のキンシャサノキセキ産駒で祖母にアンブロワーズがいる。小柄な牝馬で2歳戦向きの馬。開幕週に勝った馬。最終週で荒れて時計の掛かる馬場がどう出るか。

新馬戦とフェニックス賞を連勝したマイネルグリット、阪神の新馬戦を勝ったラウダシオン、トリプルエース、小倉の新馬戦を勝ったヒバリ、カリニート、中京の未勝利戦を勝ったテーオーマルクスなど。マイネルグリットは中京芝1600mの新馬戦を好位からメンバー2位の35.3秒で抜け出して1分36秒6(重)で優勝。前走フェニックス賞は3番手からメンバー2位の35.3秒で内から抜け出して1分9秒0で優勝。過去10年でフェニックス賞勝ち馬は[0−2−0−4]。最近3年は3、2、1番人気で5、6、6着に終わっている。

ラウダシオンは阪神芝1200mの新馬戦を3番手からメンバー2位の35.7秒で抜け出して1分10秒7で優勝。勝ちタイムは平凡だが、好位からスパッと抜け出したようにレースセンスの良さが光った。過去10年の小倉2歳Sで[2−3−0−2]で現在2連勝中の武豊騎手に乗り替わる。トリプルエースは阪神芝1200mの新馬戦を3番手からメンバー最速の34.4秒で抜け出して1分12秒5(稍重)で優勝。渋った馬場、スローペースで勝ちタイムは遅い。和田騎手は2連勝したマイネルグリットではなく、こちらに騎乗する。

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