ローズS
レース展望

秋華賞トライアル。過去10年で1番人気は[4−2−0−4]で6連対。オークスから直行した馬は[4−2−0−2]だが、今年はオークス1〜3着馬の出走がない。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[0−0−2−8]で連対なし。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は210倍、17倍、74倍、213倍、25倍で万馬券が2回。重賞実績馬が揃うが波乱傾向が強い。

前走オークス3着以内は[5−3−0−7]で8連対。オークス4着馬は[2−0−0−1]、5着馬は[0−0−1−3]、6着以下は[1−1−1−23]。連対馬20頭のうち16頭が上がり3Fメンバー3位以内。1〜3着馬は21頭が上がり3Fメンバー3位以内。外回りコースで上がりの速さが問われる。流れが緩むと前残りもあるが、速い上がりを繰り出している末脚のしっかりした馬を重視したい。

ダノンファンタジーは[4−1−0−2]で重賞3勝。桜花賞は5番手からメンバー7位の33.4秒で伸びて0.4秒差の4着。上がりの速い高速馬場で外枠から終始外を回ったことが堪えた。前走オークスは好位からメンバー8位の35.5秒で上がって0.5秒差の5着。ジリジリ伸びていたが、距離が長かったか。阪神芝は[3−0−0−1]、休み明けは[2−0−0−0]。今年の重賞で中内田厩舎の管理馬に川田騎手が騎乗すると[6−1−1−7]、1番人気なら[4−0−0−1]で勝率80%。

ウィクトーリアはにフローラSを出遅れて後方からメンバー最速の33.2秒で差し切って優勝。追い込むレースになったが、切れる脚を使って脚質の幅を広げることができた。前走オークスは出遅れて後方からメンバー2位の34.6秒で伸びて0.5秒差の4着。最後に馬群を捌きながら伸びてきたが、出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えた。芝1800mは[2−0−0−1]で函館の新馬戦をレコードで圧勝している。母は秋華賞馬ブラックエンブレム。戸崎騎手が3戦連続で出遅れなければ。

桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤ、同5着馬ビーチサンバ、フローラS2着馬シャドウディーヴァ、2連勝中のスイープセレリタス、アルティマリガーレなど。シゲルピンクダイヤはチューリップ賞で後方からメンバー最速の33.6秒で追い込んで0.2秒差の2着。桜花賞はスタートで躓いて後方を進み、直線で馬群を捌きながらメンバー最速の32.7秒で伸びて0.4秒差の2着。前走オークスは中団から全く伸びずに2.4秒差の12着。距離が長かったのか。最速上がりを繰り出している阪神で変わり身に注意。

ビーチサンバはアルテミスS2着、阪神JF3着、クイーンC2着、桜花賞5着と重賞で善戦している。オークスは全く見せ場がなく3.2秒差の15着。距離が長かったのか。母フサイチエアデールはローズS2着、秋華賞5着だった。今年の重賞で福永騎手は5番人気以下では[0−0−4−14]。スイープセレリタスは1勝クラス、月岡特別を2連勝。母スイープトウショウはローズS3着、秋華賞1着だった。今年の重賞でルメール騎手は藤沢和厩舎の管理馬に騎乗すると[3−2−0−8]。初の右回りがどう出るか。

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