オールカマー
レース展望

過去10年で1番人気は[3−4−1−2]で7連対。春のG1から直行した馬は[3−4−1−0]、最近4年は[2−2−0−0]で連対を確保。2番人気は[2−1−3−4]で3連対、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、7、9番人気。最近5年の馬連は62倍、10倍、8倍、17倍、4倍。最近4年は5番人気以内で堅い決着が続いている。

連対馬20頭のうち19頭に重賞で連対があった。13年の勝ち馬ヴェルデグリーンは重賞で連対がなかったが、中山芝2000mで3戦3勝だった。最近の傾向から中距離G1で実績のある4、5歳馬に注目。6番人気以下で連対したキングトレイルはセントライト記念1着、ゲシュタルトは京都新聞杯1着、ラキシスはエリザベス女王杯2着があった。穴で芝2200mで実績がある6〜9番人気に注意。

ウインブライトは中山金杯、中山記念、クイーンエリザベス2世Cを3連勝。クイーンエリザベス2世C3着のリスグラシューは次走宝塚記念を圧勝した。中山芝は[5−2−0−1]で皐月賞8着を除き連対を確保。中山金杯を58キロで勝っている。芝2200以上はダービー15着しかないが、地力が強化された今ならこなすか。この時期の中山で走ったことがなく、全面野芝の高速馬場が課題だが、週末は雨が降る予報が出ている。過去10年のオールカマーでステイゴールド産駒が1、2番人気なら[1−2−0−1]。鞍上は松岡騎手。

レイデオロは17年のダービー馬で昨秋はオールカマー、天皇賞(秋)を連勝し、有馬記念で2着に入った。今年はドバイシーマクラシック6着、宝塚記念5着と精彩を欠いている。中山芝は[3−1−0−1]で皐月賞5着を除き連対を確保。昨年のオールカマーは中団からメンバー最速の34.3秒で上がって2分11秒2で勝っている。ルメール騎手が神戸新聞杯でサートゥルナーリアに騎乗するため、テン乗りの福永騎手の乗り替わる。藤沢和厩舎はル基本的にメール・ファースト。ここは無理せず叩き台に徹する可能性があるのかどうか。

ミッキースワローは横山典騎手で勝ち切れないレースが続いていたが、前走七夕賞で菊沢騎手に乗り替わると外を回って早めに押し上げ、メンバー2位の36.7秒で抜け出して1分59秒6(稍重)で優勝。父の管理馬で重賞初制覇を飾った。中山芝2200m[2−1−0−0]でセントライト記念1着、AJC杯2着がある。ウインブライト、レイデオロは58キロを背負うだけに56キロで出走できるのは有利。前走稍重で勝ったが、道悪より良馬場向きか。それでも大雨で極端に悪化するようなことがなければこなすか。鞍上は菊沢騎手。

スティッフェリオはミッキースワローが勝ったセントライト記念で0.6秒差の4着がある。福島記念、小倉大賞典を連勝し地力強化された今なら差を詰めるか。グレイルは昨年のセントライト記念で0.4秒差の3着がある。近走不振だが、叩き2戦目でどこまで変わるか。クレッシェンドラヴは前走七夕賞でミッキースワローに0.1秒差の2着。斤量2.5キロ差が同斤になるのは不利だが、中山芝2200mは[2−0−1−1]で得意にしている。ショウナンバッハは16年のAJC杯で0.2秒差の3着がある。鞍上は吉田豊騎手。

[Home]