毎日王冠
レース展望

過去10年で1番人気は[5−1−0−4]で6連対。前走東京芝1800m以下の重賞を勝って直行した馬は[4−1−0−0]。牝馬は[2−1−0−1]、4、5歳馬なら[2−1−0−0]で堅実。2番人気は[0−1−0−9]で1連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。最近4年の馬連は18倍、8倍、23倍、6倍。以前ほど荒れなくなった。

年齢別では3歳[2−4−0−11]、4歳[4−2−4−19]、5歳[2−2−2−23]、6歳[1−2−2−17]、7歳以上[1−0−3−24]で3、4歳馬が活躍。。春のG1から直行した3歳牡馬は[2−4−0−8]。4歳馬は1番人気[4−0−0−0]だが、2番人気以下は[0−2−4−19]で未勝利。5歳で連対した馬は1、3、8、11番人気。穴で中距離重賞実績のある関西馬に注意。

ダノンキングリーは[3−1−1−0]で春G1は皐月賞3着、ダービー2着。皐月賞は内ラチ沿いの4番手からメンバー4位タイの34.5秒で伸びて頭+ハナ差の3着。内が伸びない馬場が影響している。前走ダービーは5番手からメンバー7位の34.5秒で伸びてクビ差の2着。戸崎騎手が左鞭を入れて外に併せに行ったことが堪えた。東京芝1800mでは共同通信杯をメンバー最速の32.9秒で抜け出してアドマイヤマーズに勝っている。3歳馬のため54キロで出走できる。過去10年の毎日王冠で戸崎騎手は[1−0−0−5]。

アエロリットは東京芝[3−3−0−2]でNHKマイルC1着、毎日王冠1着、安田記念2、2着がある。前走安田記念は前半3F34.5秒、5F57.0秒で逃げ、メンバー12位タイの33.9秒で上がってクビ差の2着。ダノンプレミアムがスタート直後に不利を受けて先行できず、プレッシャーをかける馬がグァンチャーレしかいなかった。昨年の毎日王冠は前半5F59.0秒で逃げ、メンバー7位の33.8秒で上がって1分44秒5で優勝。今年も55キロで出走できる。テン乗りの津村騎手に乗り替わることがどう出るか。

安田記念勝ち馬インディチャンプ、昨年のマイルCS2着馬ペルシアンナイト、昨年の安田記念勝ち馬モズアスコット、昨年のNHKマイルC勝ち馬ケイアイノーテック、同2着馬ギベオンなど。インディチャンプは安田記念で内ラチ沿いの4番手からメンバー5位タイの32.9秒で差し切り1分30秒9のレースレコードで優勝。内が有利な馬場でロスなく回って脚をタメ、福永騎手が冷静に捌いてきた。東京芝は2戦2勝。芝1800mでは毎日杯で3着がある。他馬より重い58キロを背負うのは不利だが、得意な東京だけに侮れない。

ペルシアンナイトは金鯱賞4着、大阪杯11着、安田記念10着、札幌記念5着で不振が続いている。休み明けは[0−0−0−5]、叩き2戦目は全てG1で[1−2−0−1]。シュタルケ騎手に乗り替わる。モズアスコットはマイルCS13着、香港マイル7着、マイラーズC7着、安田記念6着と不振が続いているが、1週前に坂路で49.8秒の1番時計を出している。距離1800mの克服が課題だが、G2に57キロで出走できる。今年の重賞で内田博騎手は[1−1−1−25]、5番人気以下では[0−0−1−23]。

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