京都大賞典
レース展望
過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。古馬混合G1で連対がある馬は[3−1−2−2]、4、5歳馬なら[3−1−1−1]。2番人気は[2−1−3−4]で3連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は28倍、6倍、14倍、43倍、17倍で中穴決着が多い。G1実績馬が揃うと堅いが、少ないと荒れる傾向がある。
上がり3F別はメンバー1位[4−3−0−3]、2位[4−1−2−5]、3位[1−2−4−3]、4〜5位[0−3−1−18]、6位以下は[1−1−3−57]で3位以内が15連対。開幕週の京都外回りの長距離戦で上がりの速さが問われる。関東馬は[0−1−2−15]で1連対、関西馬は[10−9−6−69]で19連対。関東馬は4番人気以内[0−1−2−2]だが、5番人気以下は[0−0−0−13]で不振。
グローリーヴェイズは京都芝[1−2−0−2]できさらぎ賞2着、日経新春杯1着、天皇賞(春)2着がある。前走天皇賞(春)は中団の後ろから外を回って徐々に進出し、メンバー最速の34.4秒で上がってフィエールマンにクビ差の2着。456キロの小柄な馬が58キロを背負ってよく走っている。今回は得意の京都外回りで57キロで出走でき、戸崎騎手から[3−1−0−0]のMデムーロ騎手に乗り替わる。今年の重賞でMデムーロ騎手は[3−6−2−36]、1番人気では[2−3−0−8]。オークス以来の重賞制覇なるか。
エタリオウは昨年の菊花賞2着馬。今年は日経賞2着、天皇賞(春)4着、宝塚記念9着に終わった。天皇賞(春)は最後方から捲って直線で伸び切れず1.0秒差の4着。宝塚記念は後方から全く伸びず1.8秒差の9着。天皇賞(春)で長距離を走った反動が出たのか。京都芝は[1−2−0−1]、57キロ以下では[1−2−0−0]。重賞未勝利のため、今回は56キロで出走できる。休み明けは[0−3−0−0]で全て2着。気性的に久々は苦にしない。鞍上は今秋重賞2勝の横山典騎手。追い込みを封印して前に行く手もある。
昨年のチャレンジC勝ち馬エアウィンザー、京都記念勝ち馬ダンビュライト、昨年のホープフルS2着馬アドマイヤジャスタ、3連勝でOP入りしたシルヴァンシャー、前走小倉記念3着のノーブルマーズ、昨年の天皇賞(春)3着馬クリンチャー、中山牝馬S2着馬ウラヌスチャーム、昨年の3着馬アルバートなど。エアウィンザーは芝2000m以下[6−5−2−2]だが、敢えて芝2400mに使ってきた。芝2200mの境港特別を2分16秒6で2馬身差の圧勝がある。母はエアメサイア。距離延長でパフォーマンスアップに注意。
ダンビュライトは芝2200〜2400m[2−0−1−4]でAJC杯、京都記念を勝っている。それほど切れる脚はなく、前に行ってしぶとい脚を使えるタイプ。開幕週の馬場が課題になる。アドマイヤジャスタは皐月賞8着、ダービー18着に終わったが、3歳馬で53キロで出走できる。京都芝2000mの紫菊賞ではロジャーバローズに勝っている。立て直してどこまで変わるか。シルヴァンシャーは最速上がりで条件戦を3連勝。池江厩舎のディープインパクト産駒。今年4月以降の重賞で池江厩舎は[0−2−4−19]で未勝利。
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