府中牝馬S
レース展望

エリザベス女王杯の前哨戦。過去10年で1番人気は[1−3−2−4]で4連対。前走3着以内は[1−3−1−1]だが、前走4着以下は[0−0−1−3]で不振。2番人気は[0−2−3−5]、3番人気は[1−1−2−6]で各2連対。過去10年で1、2番人気はわずか1勝のみ。6〜9番人気が1連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は23倍、13倍、65倍、12倍、21倍、3倍で中穴決着が多い。

連対馬15頭が前走4着以内。前走OP以上で好走した馬が活躍。前走5着以下から連対した5頭のうち4頭に芝1800m重賞で3着以内があった。ローズSで3着以内がある馬が巻き返すことが多い。3歳[0−0−2−0]、4歳[7−4−3−41]、5歳[3−5−3−56]、6歳[0−1−2−14]、7歳以上[0−0−0−8]で4、5歳馬が計19連対。4、5歳馬しか勝っていない。高齢馬は人気でも割り引き。

プリモシーンは前3走ダービー卿CT2着、ヴィクトリアマイル2着、中京記念3着。ヴィクトリアマイルは10番手からメンバー最速の33.0秒で伸びてノームコアにクビ差の2着。最速上がりを繰り出して能力を示した。前走中京記念は7番手からメンバー9位の35.0秒で伸びて0.1秒差の3着。実質トップハンデの55.5キロを背負い、52キロの3歳馬2頭に切れ負けした。秋華賞7着があるが、初の芝1800mと馬場がどこまで回復するかがカギ。7月以降の重賞で福永騎手は[0−1−2−12]で連対率6.7%。

ラッキーライラックは前3走中山記念2着、阪神牝馬S8着、ヴィクトリアマイル4着。中山記念はG1馬が5頭出走してレベルの高いレースだった。阪神牝馬Sは前残りの展開で3コーナー手前が挟まれて後退する不利がった。前走ヴィクトリアマイルは5番手からメンバー5位タイの33.5秒で上がり0.1秒差の4着。最後にクロコスミアに差し返されて詰めの甘さを露呈した。桜花賞からは[0−2−1−3]で勝ち切れないレースが続いている。休み明けは[2−1−0−1]で苦にしない。石橋脩騎手は2週連続重賞制覇なるか。

ヴィクトリアマイル3着馬クロコスミア、クイーンS2着馬スカーレットカラー、米子S勝ち馬オールフォーラヴ、昨年のローズS勝ち馬カンタービレ、京成杯AH2着馬ディメンシオン、フローラS3着馬ジョディー、中山牝馬S勝ち馬フロンテアクイーン、17年のオークス馬ソウルスターリングなど。クロコスミアはヴィクトリアマイルで最後にラッキーライラックを差し返して0.1秒差の3着。過去2年の府中牝馬Sは1、5着。昨年は55キロだったが、今年は54キロで出走できる。エリザベス女王杯前にどこまで仕上げてくるか。

スカーレットカラーはマーメイドSが0.1秒差の3着、クイーンSがミッキーチャームにクビ差の2着。過去10年で前走クイーンS連対馬は[1−0−1−6]で連対は昨年のディアドラのみ。カンタービレは前2走阪神牝馬S6着、ヴィクトリアマイル18着。芝1800mは3戦3勝。昨年のローズS勝ち馬。テン乗りの松岡騎手に乗り替わる。ディメンシオンは前2走関屋記念4着、京成杯AH6着。芝1800mは[2−1−0−0]。引き続き北村宏騎手が騎乗する。フロンテアクイーンは芝1800m[3−4−1−2]。昨年の府中牝馬Sはディアドラに0.1秒差の3着だった。

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