スワンS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−1−5]で4連対。古馬は前走勝ち馬[1−1−0−0]だが、前走負けた馬は[0−1−1−4]で不振。2番人気は[4−0−1−6]で4連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は12倍、9倍、63倍、132倍、3倍で堅いか波乱両極端。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬15頭に重賞勝ち、残る5頭のうち4頭に重賞3着以内があった。重賞実績のない馬では通用しにくい。最近は前走重賞惨敗馬の巻き返しが多い。重賞実績があれば前走着順にこだわる必要はない。牡馬は[9−10−8−99]、牝馬は[1−0−2−25]。牝馬は2番人気以内[1−0−1−1]だが、3番人気以下は[0−0−1−24]で不振。穴で前走芝1200mで負けた牡馬に注意。

モズアスコットは昨年の安田記念勝ち馬。芝1400mは[2−3−0−1]で昨年のスワンSはメンバー2位の34.5秒で追い込んでロードクエストにハナ差の2着。休み明けで馬体が10キロ増えて太め残りだった。その後は13、7、7、6、6着で勝ち切れないレースが続いている。前走毎日王冠は後方からメンバー2位の34.0秒で追い込んで0.6秒差の6着。休み明けで馬体が10キロ増えていた。太くても調教では動くタイプ。ひと叩きされてどこまで馬体が絞れてくるかがカギ。テン乗りの岩田騎手が騎乗する。

ダイアトニックは芝1400m[4−1−0−0]で京都芝1400mは[4−0−0−0]。前走安土城Sは中団からメンバー3位の33.7秒で差し切り1分19秒6で優勝。1分19秒台の高速決着に対応できた。重賞初挑戦のダービー卿CTは出遅れと外枠が響いて4着。セレクトセールで3240万円で取り引きされた安田隆厩舎のロードカナロア産駒。前4走は北村友騎手が騎乗していたが、陣営はスミヨン騎手を乗せて勝負モード。先週は6レースに騎乗し[1−3−0−2]で富士Sではレイエンダを2着に持ってきた。

昨年のスワンS3着馬グァンチャーレ、阪急杯で大外一気を決めたスマートオーディン、京王杯SC4着馬トゥザクラウン、阪神牝馬S2着馬アマルフィコースト、函館記念勝ち馬マイスタイル、昨年のスワンS勝ち馬ロードクエスト、前走スプリンターズS8着のノーワンなど。グァンチャーレはマイラーズCで逃げてダノンプレミアムに0.2秒差の2着。前走安田記念は2番手からしぶとく伸びて0.2秒差の4着に入った。京都芝1600m以下は[3−3−1−2]の京都巧者。関西に遠征する松岡騎手が積極策で粘らせるか。

スマートオーディンは阪急杯を最後方からメンバー最速の33.4秒で差し切って1分20秒3で優勝。京王杯SCは0.3秒差の7着、前走安田記念は1.1秒差の13着に終わった。京都&阪神では[4−1−0−2]。鞍上は先週の菊花賞を制した武豊騎手。トゥザクラウンは芝1400m[2−0−1−1]で京王杯SC4着がある。休み明けでハイペースで飛ばしてどこまで踏ん張れるか。ノーワンは前3走G1を使って11、18、8着。今年のフィリーズレビュー勝ち馬。得意の芝1400m、52キロで変わり身に注意。

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