みやこS
レース回顧
ヴェンジェンスは後方から3、4コーナーで一気に捲ってメンバー2位の36.5秒で差し切りレースを制した。リアンベリテ、スマハマがやり合って前半5F59.0秒のハイペース。前に行った人気のスマハマ、インティは失速して惨敗し完全前崩れになった。ヴェンジェンスは3コーナーから早めに動いて上がって行き、直線で早めに抜け出して優勝。前走太秦Sで距離を克服して1分49秒5(不良、58キロ)で走ってエアアルマスの2着に入ったのはダテではなかった。心肺機能が高く、タフなレースに強いタイプ。今回はまさにお誂え向きの流れになった。カジノドライヴ産駒の6歳馬が距離を延ばして重賞初制覇を飾った。次走はチャンピオンズCに向かう予定。G1でタフなレースになると出番があるかもしれない。
キングズガードは後方からメンバー最速の36.3秒で追い込んで0.1秒差の2着。かなり後ろにいたが、強烈な末脚で最後に突っ込んできた。ダ1400mで8勝しているが、これでダ1800mは[0−2−1−1]となった。17年のみやこSでは最後方から3着に突っ込んでいる。8歳になったが大きな衰えはなく、実は距離をこなすタイプだったのではないか。
ウェスタールンドは中団の後ろから早めに押し上げ、メンバー3位の37.1秒で上がって0.1秒差の3着。スミヨン騎手を大外を回さずに上がってきたが、ヴェンジェンスに捲られて早めに前に出られ、追いつけなかった。それでも骨折明けで1分49秒2で走って3着なら上々といえる。昨年のチャンピオンズCで2着に突っ込んだのはダテではない。出走できれば今年も突っ込みがあるかもしれない。
ワイドファラオは好位から伸び切れず1.2秒差の5着。4コーナーから直線で外から捲られて動けないロスがあった。前に行った馬の中では最先着。初ダートでユニコーンSを勝ったのはダテではない。次走はチャンピオンズCに向かう予定。前残りの展開になるかがカギ。
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