京都2歳S
レース展望

14年に重賞に昇格。オープン時代を含め、過去10年で1番人気は[5−2−2−1]で7連対。重賞昇格前は[4−0−1−0]。重賞昇格後は[1−2−1−1]。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、8、8、9番人気。最近5年の馬連は38倍、23倍、6倍、3倍、7倍で中穴までに収まっている。少頭数で行われるため波乱は少ない。

連対馬15頭が前走連対。前走3着以下から連対した4頭には芝1800m以上で勝ち星があった。前走1勝クラス連対馬は[2−0−1−5]だが、3着以下は[0−0−0−9]で不振。459キロ以下は[0−0−1−18]で不振。460〜479キロで連対した10頭のうち3頭が8、8、9番人気。480〜499キロは1、2番人気なら[3−0−0−1]。500キロ以上で連対した3頭は1、1、5番人気だった。

マイラプソディは新馬、野路菊Sを最速上がりで2連勝。野路菊Sは出遅れて4番手からメンバー最速の33.4秒で抜け出して1分47秒4で5馬身差で圧勝。単勝1.1倍の断然人気に応えた。500キロを超える大型馬で友道厩舎のハーツクライ産駒。前走から間隔が空いたが、1週前に栗CWでトリコロールブルーに先着している。追って味のあるタイプで死角は少ないか。今年の2歳重賞で武豊騎手は[1−1−1−1]。

ミヤマザクラはメンバー唯一の牝馬。札幌芝1800mの新馬戦は勝負どころでスムーズさを欠いて0.6秒差の4着。前走札幌芝2000mの未勝利戦は中団から早めに押し上げてメンバー最速の35.3秒で抜け出し、2分2秒1のレコードで5馬身差で圧勝した。藤原英厩舎のディープインパクト産駒で全兄にマウントロブソン、ポポカテペトルがいる。高速上がりに不安があるが、いい脚を長く使えるタイプ。鞍上はマーフィー騎手。

紫菊賞勝ち馬ロールオブサンダー、前走百日草特別3着のヒシタイザン、前走京王杯2歳S3着のヴァルナなど。ロールオブサンダーは芝2000mの新馬、紫菊賞を2連勝。前走紫菊賞は前半5F63.2秒のスローペースで逃げて2分3秒4(稍重)で優勝。エピファネイア産駒でガツンと切れないが、しぶとい脚を使えるタイプ。マイラプソディ、ミヤマザクラは差しタイプ。前走のように逃げる手もあるか。鞍上は松山騎手。

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