ジャパンC
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−2−2]で6連対。単勝1倍台は[1−1−0−0]、2倍台は[1−1−2−0]、3倍台は[2−0−0−2]。今年は人気が割れて3倍以上か。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、7、7番人気。最近5年の馬連は41倍、101倍、25倍、17倍、5倍で中穴決着が多い。

関東馬[1−1−2−32]、関西馬[9−9−8−65]。5番人気以内の関西馬が15連対。関東馬は1、2番人気[1−1−0−1]だが、3番人気以下[0−0−2−31]で3着止まり。年齢別では3歳[3−2−2−20]、4歳[4−4−2−41]、5歳[3−4−4−34]、6歳[0−0−0−25]、7歳以上[0−0−2−20]で6歳以上は連対がない。連対が多い4、5歳馬に注目。

ワグネリアンは昨年の日本ダービー馬。今年は大阪杯3着、札幌記念4着、天皇賞(秋)5着で善戦止まりが続いている。前走天皇賞(秋)は中団の後ろからメンバー3位の34.0秒で伸びて0.6秒差の5着。不利な外枠から外を回って1分56秒台の高速決着では厳しかった。芝2400mは[2−0−0−0]でダービーと神戸新聞杯を勝っている。叩き2戦目、距離延長でどこまでパフォーマンスを引き上げるか。福永騎手が騎乗停止のため、テン乗りの川田騎手が騎乗する。今年のG1で川田騎手は[0−5−3−8]で未勝利。

レイデオロは昨年までの国内G1では[2−2−0−2]でダービー、天皇賞(秋)を勝ち、ジャパンC、有馬記念2着。今年はドバイSC6着、宝塚記念5着、オールカマー4着で精彩を欠いている。東京のG1では[2−1−0−0]、国内の芝2400〜2500mでは[2−2−0−0]で連対を外していない。さらに10〜12月は[4−2−0−0]でこの時期走るタイプ。前2走を見ると勝負どころで踏ん張りがきかず、少し一本調子になってきた感があるが、得意の東京でどこまで変わるか。ビュイック騎手が騎乗する。

前走天皇賞(秋)4着のユーキャンスマイル、昨年のジャパンC3着馬スワーヴリチャード、オークス2着馬カレンブーケドール、AR共和国杯勝ち馬ムイトオブイリガード、17年のジャパンC勝ち馬シュヴァルグラン、昨年の菊花賞2着馬エタリオウ、目黒記念勝ち馬ルックトゥワイスなど。今年は確たる馬が不在で例年より人気が割れそうだ。東京は金曜が雨、土曜が雨のち晴れ、曇り一時雨の予報。ソフトな馬場の適性を考慮する必要がありそう。東京は馬場が硬く時計、上がりが速いが、馬場が渋ることでどんな影響が出るか。

ユーキャンスマイルは前走天皇賞(秋)でメンバー最速の33.7秒で追い込んで0.6秒差の4着。過去10年で前走天皇賞(秋)で最速上がりを繰り出した馬は[2−0−3−5]。ダイヤモンドS1着、菊花賞3着から距離が延びるのは大きなプラス。左回りは[3−0−0−1]。岩田騎手がガツンと追って持ってくるか。スワーヴリチャードは昨年大阪杯を勝ってから[0−0−4−3]で3着止まりが続いている。東京芝2400〜2500mは[1−1−1−0]。成長力あるハーツクライ産駒。マーフィー騎手で一変するか。

カレンブーケドールはオークスで4番手からメンバー5位の35.1秒で上がって2分22秒8で走りクビ差の2着。過去10年で3歳牝馬は[2−1−1−7]でジェンティルドンナ、アーモンドアイが勝っている。オークスより2キロ軽い53キロで出走できる。ムイトオブイリガードは前走AR共和国杯で3番手からメンバー4位タイの33.8秒で抜け出して重賞初制覇。東京芝2400〜2500m[4−1−0−1]。東京芝2400mの青嵐賞を2分22秒9で勝っている。上がり勝負に強いタイプ。ルメール騎手が騎乗する。

シュヴァルグランは過去3年のジャパンCで3、1、4着。東京芝2400〜2500mは[2−0−1−1]。ジャパンCで7歳馬は不振だが、得意の東京でスミヨン騎手が騎乗するだけに侮れない。ルックトゥワイスは東京芝2400〜2500mは[2−2−0−2]で目黒記念を2分28秒2のレコードで優勝。前走AR共和国杯4着はスローの上がり勝負で後方2番手からでは厳しかった。過去10年でステイゴールド産駒は[0−1−0−10]でオルフェーヴルの2着があるのみ。デットーリ騎手がどんな乗り方をするか。

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