ステイヤーズS
レース展望
過去10年で1番人気は[6−0−1−3]で6連対。アルバート(ムーア騎手)の3連覇が含まれるが、外国人騎手なら[4−0−0−0]。2番人気は[0−3−3−4]で3連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は18倍、28倍、8倍、2倍、7倍で中穴までに収まっている。最近は人気馬が活躍し堅く収まっている。
前走AR共和国杯は[6−1−6−39]で7連対。1番人気は[3−0−1−1]で3勝。6、9、10着馬が巻き返しており着順不問。追い込んで届かなかった馬が激走しているが、今年はオジュウチョウサンしか出走がない。アルバートが3連覇、デスペラードが2連覇、ファタモルガーナが2着3回。ステイヤーズSで一度好走した馬が何度も好走する傾向がある。今年はアルバート、リッジマン、モンドインテロに注意。
アルバートはステイヤーズSをムーア騎手で3連覇。昨年のステイヤーズSは右前肢跛行で出走を取り消したが、今年はマーフィー騎手で出走してきた。前2年は57キロだったが、今年は56キロで出走できる。今年8歳になったが、過去10年では8歳馬マイネルキッツ、10歳馬トウカイトリックが勝っており、高齢馬の激走が多い。前走京都大賞典は後方のまま最下位の16着。叩き2戦目、得意コースでどこまで変わるか。
リッジマンは芝3000m以上[1−2−0−2]でステイヤーズS1着、ダイヤモンドS2着、万葉S2着がある。スウェプトオーヴァーボード産駒だが、距離は長ければ長いほどいいタイプ。前走京都大賞典は後方のまま見せ場なく13着。ひと叩きしてどこまで復調してくるか。昨年は56キロだったが、今年は1キロ重い57キロを背負う。蛯名騎手は昨年まで27年連続重賞勝利。今年は重賞未勝利。力の入るところ。
昨年の天皇賞(春)5着馬チェスナットコート、弥生賞馬メイショウテンゲン、障害G1で6勝のオジュウチョウサン、ステイヤーズS3、3着のモンドインテロなど。近走不振馬が多く、前2走で連対があるのはサンシロウ(2勝クラス2着)のみ。ガチガチもありえるが、大波乱もありえる。チェスナットコートは豪州遠征後、9.6、7、9、11着で不振が続いている。中山では日経賞2着がある。実力馬が復活できるか。
メイショウテンゲンは重馬場の弥生賞を勝ったが、その後は10着以下が続いている。前走菊花賞は12着。スタミナがありそうだが、中山で一変するのかどうか。55キロで出走できる。オジュウチョウサンは前2走六社S10着、AR共和国杯12着。2戦とも上がり勝負で切れ負けした。ハナを切るとまじめに走らない面もあるようだ。開幕週の中山の馬場がカギ。Mデムーロ騎手が思い切ったレースをするかもしれない。
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