シンザン記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−1−6]で3連対。前走芝1600mを圧勝した馬は[2−0−0−0]でミッキーアイル、アーモンドアイが優勝。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気が8連対、10番人気以下が1連対。9年で人気薄が連対している。最近5年の馬連は40倍、53倍、189倍、26倍、112倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬10頭が前走連対。前走3着以下から連対した10頭のうち6頭が前走重賞だった。7着前後から巻き返す馬が多い。残る4頭は前走1勝クラスで1位降着、4、4、5着。1勝クラスで負けた馬でも通用している。前走重賞7着以下から連対した4頭は2走前に3着以内を確保し、シンザン記念で1、2、3、4番人気だった。前走重賞7着以下でも人気になる馬は狙い目がある。2戦連続で惨敗した馬は不振が続いている。

ルーツドールは東京芝1600mの新馬戦を2番手からメンバー最速の34.2秒で抜け出して1分33秒3で5馬身差で圧勝。ラスト3Fは11.5−11.4−11.4秒で尻上がり&持続ラップ。サンデーレーシングで3000万円で募集された藤岡健厩舎のジャスタウェイ産駒の牝馬で半兄にフィエールマンがいる。過去10年で牝馬は[2−2−1−13]で勝ったジェンティルドンナ、アーモンドアイは牝馬3冠を制した。過去10年で前走新馬戦勝ち馬は[1−2−1−9]で1勝のみ。ルメール騎手から川田騎手に乗り替わる。

サンクテュエールは新潟芝1600mの新馬戦を2番手からメンバー最速の33.6秒で抜け出して1分36秒5で優勝。アルテミスSは2番手からメンバー2位の33.6秒で伸びてリアアメリアに0.1秒差の2着。2番手で折り合って直線で抜け出したが、大外から追い込んだリアアメリアに切れ負けした。3ヶ月ぶりのレースで馬体が12キロ増えていたこともあるか。キャロットファームで8000万円で募集された藤沢和厩舎のディープインパクト産駒の牝馬で全兄にジークカイザーがいる。3戦連続でルメール騎手が騎乗する。

朝日杯FS4着馬タガノビューティー、同5着馬プリンスリターン、前走未勝利戦を勝ったオーマイダーリン、阪神の新馬戦を勝ったカバジェーロなど。タガノビューティーはダートの新馬戦、プラタナス賞を2連勝。初芝になった前走朝日杯FSは後方からメンバー2位の35.2秒で追い込んで0.6秒差の4着。1分33秒6で走ったように芝でもやれることを示した。朝日杯FSは前半5F57.2秒のハイペースで消耗戦だったが、今回は少頭数で流れは速くならないか。そのあたりを考慮して和田騎手がどう乗るかがポイント。

プリンスリターンは[2−0−1−2]で新馬戦、ききょうSを勝っている。前走朝日杯FSは中団からメンバー6位の35.7秒で伸びて0.8秒差の5着。勝負どころと直線でスムーズさを欠いたことが堪えている。デビューから6戦連続で原田騎手が騎乗する。オーマイダーリンは前走京都芝内1600mの未勝利戦を大外からメンバー最速の34.6秒で差し切り1分35秒3で優勝。セレクトセールで5400万円で取り引きされた河内厩舎のディープインパクト産駒。過去10年で武豊騎手は[1−1−0−7]。

カバジェーロは阪神芝1400mの新馬戦を2番手からメンバー最速の34.8秒で抜け出して1分22秒9で優勝。頭差の2着ダブルアンコールはジェンティルドンナの半妹。3着には3馬身半差をつけていた。橋口厩舎のロードカナロア産駒で母の父は先日亡くなったダンスインザダーク。過去2年のシンザン記念はロードカナロア産駒が優勝。北村友騎手は昨年ヴェルディゼールで勝っている。日曜は曇り一時雨の予報。過去10年で馬場が渋った2年は8−4−1番人気、1−7−4番人気で決着。人気薄が連対して荒れている。

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