愛知杯
レース展望
過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。単勝1、2倍台は[0−0−0−2]、3倍台は[0−1−1−1]、4倍以上は[2−1−1−1]。人気になる馬ほど不振に終わる傾向がある。2番人気は[1−1−2−6]で2連対、3番人気は[0−0−1−9]で連対なし。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が5連対。馬連は50〜90倍台が3回、万馬券が4回。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。
トップハンデは[4−3−3−10]で7連対。4番人気以内なら[3−3−3−4]。人気になった実力馬は重ハンデを克服している。5番人気以下は[1−0−0−6]で1連対のみ。16年に8番人気のバウンスシャッセが勝ったが、人気にならない馬は不振。前2走以内にエリザベス女王杯に出走した馬が11連対。9、10、11、11、16着馬が1、9、6、8、7番人気で連対。穴で8番人気前後になった馬に注意。
センテリュオは前走エリザベス女王杯で早めに動いてメンバー10位タイの33.7秒で伸びて0.3秒差の4着。重賞未勝利馬がG1で善戦した。芝2000mは[3−1−0−2]で小倉では都井岬特別(1勝クラス)を1分57秒6で勝っている。ハンデ55キロは少し見込まれたか。ルメール騎手では[1−1−0−1]。最近は池添騎手(パッシングスルー騎乗)がルメール騎手(アーモンドアイ、ワーケア)をマークして潰しにきているが、今回は2頭とも馬主が同じキャロットファーム。開幕週だけに届く位置で進められるかがカギ。
サラキアは前走エリザベス女王杯で好位から伸び切れず0.4秒差の6着。4着センテリュオとはクビ+クビ差だった。重賞ではローズSとエプソムCで2着があるが、センテリュオと同じ55キロで出走できる。小倉では芝1800mの青島特別を外から捲って1分39秒5のレコードで3馬身半差で圧勝している。朝日杯FSを制したサリオスの半姉でディープインパクト産駒。芝2000mは[0−0−1−2]で微妙に長いが、小回りの小倉開幕週ならこなすか。出遅れ癖は克服済み。前走騎乗した川田騎手が2戦連続で騎乗する。
紫苑S勝ち馬パッシングスルー、同2着馬フェアリーポルカ、小倉日経オープン勝ち馬アロハリリー、芝2000mの4勝のアルメリアブルーム、福島牝馬S勝ち馬デンコウアンジュ、マーメイドS2着馬レッドランディーニ、4連勝で丹頂Sを勝ったポンデザールなど。パッシングスルーは芝2000m[2−0−0−2]で紫苑Sを3番手から叩き合いを制して1分58秒3で優勝。前走秋華賞は10着に終わったが、不利な外枠が影響したか。重賞勝ち馬だが、センテリュオ、サラキアより1キロ軽い54キロで出走できる。鞍上は池添騎手。
フェアリーポルカはオークス16着、紫苑S2着、秋華賞16着で成績にムラがあるが、紫苑Sでハナ差の接戦をしたパッシングスルーより1キロ軽い53キロで出走できる。右回りの芝2000mでは[1−1−1−1]。相手なりに走るタイプ。アロハリリーは小倉芝[2−1−0−0]の巧者。ハンデ55キロは見込まれたが、得意コースで前に行ってしぶとさを発揮するか。ポンデザールは休養を挟んで最速上がりで4連勝し丹頂Sを優勝。堀厩舎のハーツクライ産駒でサトノクラウンの半妹。初コース、距離短縮を克服して激走するか。
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