きさらぎ賞
レース回顧
コルテジアは1枠1番から3番手につけ、メンバー2位タイの33.9秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分48秒3。ギベルディが逃げて前半3F36.7秒、5F62.0秒のスローペース。レースの上がりは34.1秒でラップは11.4−11.2−11.5秒。上がり勝負で前残りになった。コルテジアはキャリアと立ち回りの上手さを生かしての勝利。シンザン記念の穴馬で狙って3着に入った馬が2戦連続でブービー人気で激走した。上がりはまとめているが、レースレベルは低い。近年のきさらぎ賞はメンバーが揃わなくなってきている。
ストーンリッジは2番手から抜け出してメンバー5位の34.1秒で抜け出したが、最後にコルテジアに交わされてクビ差の2着。シュタルケ騎手が積極策で持ち味を引き出したが、それほど切れないコルテジアに切れ負けした。マウントシャスタ、ベルキャニオンの全弟。素質は高く、立ち回りも上手い。藤原英厩舎だけにじっくり仕上げて本格化を待つことになりそうだ。
アルジャンナは5番手からメンバー最速の33.7秒で伸びて0.1秒差の3着。勝負どころで前の馬に離されたことが堪えた。飛びが大きくエンジンの掛かりが遅いウィークポイントがモロに出た印象。。この緩い流れならもっと前につければ地力で何とかなったはずだが…。川田騎手の断然人気、特に2、3歳戦で不振が続いている。
トゥルーヴィルは後方からメンバー2位タイの33.9秒で伸びて0.5秒差の5着。出遅れて位置取りが悪くなったが、直線で荒れた内から伸びてきた。前残りの展開で出遅れて届かなかったが、キャロットファームのディープインパクト産駒で素質は高い。馬体的にマイルを使うと変わるかもしれない。
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