フェブラリーS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−2−2]で6連対。5歳馬[4−1−1−0]で堅実。2番人気は[2−2−2−4]で4連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る4頭は7、9、16番人気。最近5年の馬連は15倍、6倍、14倍、11倍、4倍で10倍台までに収まっている。

連対馬20頭のうち17頭が前走3着以内。前走ダート重賞で3着以内に入った馬が活躍している。前走5、12着から連対した2頭には東京ダ1600m重賞で勝ち星があった。連対馬14頭にダートG1勝ち、2頭にG13着があった。ダートG1実績が問われる。前走ダート重賞で好走したG1実績馬に注目したい。

インティは昨年未勝利から7連勝でフェブラリーSを制した馬。その後は[0−1−2−2]で未勝利。2走前のチャンピオンズCは逃げて0.2秒差の3着。1着クリソベリル、2着ゴールドドリームは今回出走がない。前走東海Sは6番手から徐々に上がって0.2秒差の3着。連対した2頭より2キロ重い58キロを背負っていた。昨年のフェブラリーSは前半5F60.2秒で逃げ切り勝ち。今年もマイペースで行けるかがカギ。

モズアスコットは18年の安田記念勝ち馬。前走根岸Sは出遅れた後に中団につけ、メンバー3位の34.7秒で差し切り1分22秒7で優勝。初ダートで58キロを背負ってコパノキッキングを相手にしなかった。今回は根岸Sよりもメンバーが強くなるだけに前走のように出遅れると厳しくなりそう。内枠に入って砂を被ったときにルメール騎手の腕が問われそうだ。矢作厩舎はリスグラシュー、コントレイルでG1−2連勝中。

南部杯勝ち馬サンライズノヴァ、プロキオンS勝ち馬アルクトス、みやこS勝ち馬ヴェンジェンス、18年の勝ち馬ノンコノユメ、名古屋GP勝ち馬デルマルーヴル、ユニコーンS勝ち馬ワイドファラオ、前走東京大賞典3着のモジアナフレイバーなど。サンライズノヴァは東京ダ1600m[4−1−0−4]でユニコーンS、武蔵野Sを優勝。2走前の南部杯で好位から抜け出して1分34秒2で優勝。前走武蔵野S5着は9キロを背負い、前崩れの展開で2番手につけたことが影響している。久々は苦にしない。テン乗りの松山騎手が騎乗する。

アルクトスはオアシスS、襷S、プロキオンSを3連勝。前走南部杯は0.3秒差の2着。東京ダートは[5−1−0−0]、東京ダ1600mは[4−0−0−0]の巧者。好位抜け出しでG1初制覇なるか。ヴェンジェンスは昨年3月以降[3−2−1−1]でみやこSで重賞初制覇。前走東海Sは中団の外から伸びて0.1秒差の2着。自在性がある馬。幸騎手が流れを読んでどう乗るか。ノンコノユメは東京ダート[6−1−1−3]でフェブラリーSでは2、1、13着。前走東京大賞典は中団から伸びて2着。8歳馬でも侮れない。

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