中山記念
レース回顧

ダノンキングリーは離れた3番手からメンバー3位タイの34.2秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分46秒3。マルターズアポジーが逃げて前半3F36.0秒、5F59.3秒の緩い流れになり、中団より前につけた馬で決着。ダノンキングリーはスタートを決めて内の3番手につけ、直線で早めに抜け出して快勝。毎日王冠では出遅れて大外一気を決めたが、小回りコースでレース巧者ぶりを証明。これで芝1800mは3戦3勝。毎日王冠ではアエロリット、インディチャンプ、今回はラッキーライラック、インディチャンプを負かしており、いつG1を勝ってもおかしくないレベルに到達している。ただし芝1600mは少し短く、芝2000mは少し長いといった感もある。次走は大阪杯に向かう予定。ルメール騎手を乗せてきたら要注意。

ラッキーライラックは4番手からメンバー3位タイの34.2秒で伸びて0.3秒差の2着。勝負どころで少しズブかったが、最後に伸びて2着を確保。前走香港ヴァーズで11キロ減った馬体が11キロ増えて元に戻っていた。ここにきて地力が強化され、崩れにくくなっている。今後は未定だが距離をこなせるため、大阪杯から宝塚記念に向かう可能性が高そうだ。

ソウルスターリングは2番手からメンバー8位の35.2秒で上がって0.3秒差の3着。直線でダノンキングリーに交わされた後も最後までしぶとく伸びて3着に粘った。ラストランの予定だったが、3着に入ったことでもう一戦する可能性がある模様。使うとすれば中山牝馬Sか。

インディチャンプは5番手からメンバー2位の34.1秒で上がって0.4秒差の4着。直線で手応えが良かったが、58キロ、芝1800mが影響したのか、最後に伸び切れなかった。この流れならもっと前につけられるが、G1前に無理しなかったのだろう。調教で動いていたが、馬体16キロ増で少し太い造りだった。今後はマイラーズCから安田記念に向かうことになりそうだ。

ペルシアンナイトは出遅れて後方から早めに動き、メンバー最速の34.0秒で伸びて0.6秒差の5着。この流れで出遅れて外から動いて行くレースでは厳しかった。調教の動きは良かったが、馬体が8キロ増えて少しフックラ映った。これで休み明けは5、5、5、4、5、5着。いつも通りの結果になった。

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