チューリップ賞
レース展望

過去10年で1番人気は[5−2−1−2]で7連対。阪神JF連対馬なら[5−1−1−0]。キャリア1戦で阪神JFを勝ったジョワドヴィーヴルは3着に終わった。2番人気は[1−1−3−5]で2連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。6〜9番人気が4連対。10番人気以下は[0−0−1−47]。最近5年の馬連は57倍、7倍、43倍、7倍、10倍。本命を押さえ、8番人気前後を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち18頭が前走4着以内。前走5着以下から連対した2頭には重賞で3着以内があった。前走重賞勝ち馬は[4−1−1−2]、2〜4着馬は[3−3−4−6]。前走重賞で4着以内に入った人気馬に注目。6番人気以下で3着以内に入った9頭は全て関西馬。前走OP以上で5着以内と新馬&未勝利戦勝ち馬が激走している。穴で前走メンバー3位以内の上がりを繰り出した6〜10番人気の関西馬を絡めたい。

レシステンシアは新馬、ファンタジーS、阪神JFを3連勝。阪神JFはハナを切って前半3F33.7秒、5F57.5秒のハイペースで飛ばし、メンバー最速の35.2秒で上がって5馬身差で圧勝。勝ちタイム1分32秒7は2歳&レースレコード。速い流れで前に行って自分でレースを作れるタイプ。トライアルで余力を残すために緩い流れにすると切れ負けの懸念があるが、北村友騎手はどう乗るか。簡単には崩れないか。

クラヴァシュドールは新馬1着、サウジアラビアRC2着、阪神JF3着。サウジアラビアRCは中団からメンバー最速タイの33.1秒で伸びて0.2秒差の2着。勝ったサリオスは朝日杯FSを制した。前走阪神JFは中団の外からメンバー2位の35.5秒で伸びて0.8秒差の3着。これまで経験のない速い流れでレシステンシアに地力負けした。今回は流れが速くなったらもう少しタメる形か。Mデムーロ騎手が騎乗する。

阪神JF2着馬マルターズディオサ、同4着馬ウーマンズハート、フェアリーS勝ち馬スマイルカナ、同2着馬チェーンオブラブなど。マルターズディオサは[2−2−0−0]。サフラン賞で負かしたマジックキャッスルはクイーンCで2着に入った。前走阪神JFは3番手からメンバー4位タイの35.9秒で伸びて0.8秒差の2着。新種牡馬キズナ産駒で半兄にダートの消耗戦に強かったアルタイル。相手なりに走るタイプ。

ウーマンズハートは新馬、新潟2歳Sを連勝し、阪神JFで2番人気に支持されたが、3番手から伸び切れず1.2秒差の4着。ハイペースで前に行き過ぎたか。タメれば切れる脚を使えるタイプ。新潟2歳Sで騎乗した藤岡康騎手に乗り替わる。スマイルカナは芝1600mで逃げたときは[3−0−0−0]でひいらぎ賞、フェアリーSを2連勝。小柄な馬で輸送を克服できるかがカギ。馬主は岡田氏。レシステンシアに絡んで行くか。

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