中山牝馬Ｓ
レース回顧
フェアリーポルカは内枠スタートから６番手につけ、メンバー５位タイの３７．１秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは１分５０秒２（不良）。モルフェオルフェが逃げて前半３Ｆ３７．０秒、５Ｆ６０．８秒。３〜７着に差し追い込み馬が来たが、上手く立ち回った２頭で決着。フェアリーポルカは道中ロスなく立ち回り、直線で外に出して差し切り重賞初制覇。立ち回りが上手いタイプでやはり４つのコーナーがある中山芝１８００ｍは合っていた。これで７番枠より内では［３−１−１−０］。逆に１１番枠より外では［０−０−０−４］。外枠から外を回ると詰めが甘くなるが、内枠からロスなく回ってくるとしぶとい脚を使える。小回りコースで内枠に入ったときは注意したい。次走は福島牝馬Ｓに向かう予定。
リュヌルージュは８枠１５番スタートから２番手につけ、メンバー１０位の３７．９秒でしぶとく伸びて０．１秒差の２着。前走長期休み明けで２勝クラスを勝った馬が格上挑戦、軽ハンデ５０キロ、１４番人気で激走した。道悪をこなし、前に行ってしぶとい脚を使えるタイプ。団野騎手が外枠から２番手につけて持ち味を引き出した。
エスポワールは中団の外からメンバー３位タイの３７．０秒で伸びて０．２秒差の３着。勝負どころで内からフェアリーポルカが外に出てきて大外に振られるロスがあった。雪が降って視界が悪かった影響もあるか。道悪はこなすタイプだが、ここまで悪化するとさすがに堪えたか。馬体の造りが目立ち、相馬眼的にＧ１を狙えそうな馬。次走は福島牝馬Ｓで重賞初制覇を目指すことになりそうだ。
デンコウアンジュは後方からメンバー２位の３６．７秒で追い込んで０．２秒差の４着。３着エスポワールとはハナ差。トップハンデ５６キロを背負い、極悪馬場で最後までしっかり伸びたように７歳馬でも全く衰えがない。次走は福島牝馬Ｓで連覇を目指すことになりそうだ。
コントラチェックは好位につけたが、直線で全く伸びずにシンガリの１６着。不良に悪化した馬場が合わなかった。ルメール騎手は無理しなかった。前走ターコイズＳは１分３２秒２の高速決着。真逆の馬場で厳しくなった。
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