フィリーズレビュー
レース展望

桜花賞トライアル。過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。前走阪神JFは[1−2−0−1]だが、前走阪神JF以外の重賞を使った馬は[0−1−0−3]で不振。2番人気は[2−1−2−5]、3番人気は[3−0−0−7]で各3連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は32倍、39倍、4倍、40倍、143倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち17頭が前走5着以内。前走1勝クラス、重賞で5着以内に入った馬が活躍。最近5年の連対馬は全て前走5着以内。前走新馬&未勝利戦を勝った馬は[1−0−0−13]で12番人気の1連対のみ。6番人気以下で連対した8頭のうち6頭が差し追い込み馬だった。桜花賞トライアルで激戦になりやすく、差し追い込み馬の突っ込みが多い。穴で近走速い上がりを繰り出している差し追い込み馬に注意。

アヌラーダプラは中山芝1600mの新馬戦、東京芝1400mの1勝クラスを2連勝。前走フェアリーSは1番人気に支持されたが、中団から伸び切れず0.8秒差の6着に終わった。ルメール騎手は距離が長いとコメント。馬体よりも気性が短距離向きか。芝1400mの1勝クラスは後方から最速の33.3秒で差し切り1分21秒0で優勝。距離1F短縮で一変するか。2戦2勝の三浦騎手が騎乗する。

ヤマカツマーメイドは芝1400mのりんどう賞を勝ち、ファンタジーSは1分21秒2で走って0.5秒差の4着。前走阪神JFは中団からしぶとく伸びて1.2秒差の5着。重賞では善戦止まりが続いているが、今回は重賞で3着以内に入った馬がいない。池添厩舎のロードカナロア産駒で半兄にヤマカツエースがいる。好位につけてしぶとい脚を使えるタイプ。過去10年で阪神JF最先着馬は[2−3−1−4]。

阪神芝1400mで2戦2勝のカリオストロ、前走クリスマスローズSを勝ったケープコッド、前走紅梅S3着のマテンロウディーバ、コスモス賞勝ち馬ルーチェデラヴィタなど。カリオストロは前走万両賞を前半3F34.1秒で逃げ、メンバー2位の34.9秒でまとめて1分20秒4のレコードで5馬身差で圧勝。加用厩舎のエイシンフラッシュ産駒で母系にヒシアマゾンがいる。今年重賞4勝の松山騎手が粘らせるか。

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