皐月賞
レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。最近5年は6、3、7、7、1着で1連対のみ。2番人気は[1−3−0−6]で4連対、3番人気は[1−1−3−5]で2連対。連対馬15頭が4番人気以内、残る6頭は6〜9番人気。最近5年の馬連は7倍、62倍、87倍、128倍、9倍で堅いか波乱両極端。17年は9−4−12番人気で3連単1,064,360円の大波乱になった。

連対馬18頭が前走連対。前走重賞で連対した馬が活躍。勝ち馬10頭のうち8頭が前走重賞1着、2頭が前走重賞2着。前走重賞で連対した馬しか勝っていない。前走1、2番人気で重賞を勝ってきた馬を重視。連対馬12頭が前走4角4番手以内、残る8頭のうち4頭が前走4角8番手以内につけていた。前走4角10番手以下は[0−1−0−20]。前走直線一気で勝ってきた馬は人気でも過信禁物。

コントレイルは新馬、東スポ杯2歳S、ホープフルSを3連勝。東スポ杯2歳Sは5番手からメンバー最速の33.1秒で抜け出して1分44秒5のレコードで5馬身差で圧勝。ホープフルSは好位からメンバー最速タイの35.8秒で抜け出して2分1秒4で優勝。小回りの中山、距離2000mに対応できた。まだ能力に馬体が追いついていないが、どこまで馬体が成長してくるか。昨年以降のG1で矢作厩舎は1、2番人気なら[4−0−1−0]で勝率80%。福永騎手は皐月賞[0−4−2−12]、1、2番人気では[0−3−0−1]。

サトノフラッグは芝2000mの未勝利、1勝クラス、弥生賞を3連勝。未勝利戦は中団から差し切って1分59秒5のレコードで3馬身差で圧勝。前走弥生賞は後方からから捲ってメンバー最速の36.1秒で差し切り2分2秒9(重)で優勝。重馬場の新馬戦で1.5秒差の6着に終わったが、弥生賞では全く問題なかった。父ディープインパクトに似たようなタイプで末脚に持続力がある。武豊騎手がマイラプソディに騎乗するため、ルメール騎手に乗り替わる。ルメール騎手が前に行くコントレイルをマークして早めに潰しに来るか。

朝日杯FS勝ち馬サリオス、ホープフルS2着馬ヴェルトライゼンデ、京成杯勝ち馬クリスタルブラック、京都2歳S勝ち馬マイラプソディ、共同通信杯勝ち馬ダーリントンホール、スプリングS勝ち馬ガロアクリーク、きさらぎ賞勝ち馬コルテジア、すみれS勝ち馬レクセランス、共同通杯2着馬ビターエンダーなど。サリオスは芝1600mの新馬、サウジアラビアRC、朝日杯FSを3連勝。朝日杯FSは前半5F57.2秒のハイペースで3番手から押し切り1分33秒0で制した。初の中山、距離延長を克服できるか。鞍上はレーン騎手。

ヴェルトライゼンデは[2−2−0−0]でホープフルS2着、スプリングS2着。前走スプリングSはスローの上がり勝負でガロアクリークに切れ負けした。これまでは3〜6番枠。外枠の克服がカギになる。マイラプソディは新馬、野路菊S、京都2歳Sを3連勝。前走共同通信杯はメンバー2位タイの34.3秒で追い込んで0.7秒差の4着。スローの上がり勝負で位置取り負けか。芝2000mは2戦2勝。成長力あるハーツクライ産駒。皐月賞で武豊騎手は[3−0−4−18]だが、過去10年では[0−0−2−6]で3着止まり。

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