アンタレスS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。前走重賞連対馬は[3−2−1−2]。56キロは[0−1−0−2]、57キロは[4−1−0−0]、58キロは[0−0−1−1]で57キロは堅実。2番人気は[1−2−3−4]で3連対、3番人気は[2−2−3−3]で4連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、6、6、11番人気。最近5年の馬連は28倍、5倍、43倍、13倍、23倍で中穴決着が多い。

連対馬20頭のうち14頭が前走連対、18頭が前走4着以内に入っていた。前走ダート重賞で連対した馬が活躍している。前走6〜9着[1−0−2−29]、10着以下[0−1−3−36]で連対した2頭は6、11番人気。6番人気以下で連対した4頭のうち2頭が前走マーチSで4、11着に負けていた。17年はマーチS4着のロンドンタウンが6番人気で2着。中山の重いダートで負けた馬が巻き返す。穴でマーチS組に注意。

クリンチャーは前走マーチSでスタートで躓いて後方を進み、大外から捲ってメンバー最速タイの36.7秒で上がってクビ差の2着。勝ったスワーヴリチャードより0.5キロ重いトップハンデ57.5キロを背負っていた。芝の長距離戦で頭打ちになった馬が、仁川S2着、マーチS2着とダートで復調してきた。今回は別定戦で57キロで出走できる。冬場走るタイプで4〜9月は[0−0−1−7]。デキ落ちがないことが条件。

ベストタッチダウンはダート[3−1−1−0]で条件戦を逃げて3連勝しオープン入り。1勝クラスは大差、2勝クラスは3馬身差、3勝クラスは3馬身差で圧勝。橋口厩舎のタートルボウル産駒で半兄にピークトラム、近親にタッチミーノットがいる。急に走らなくなる一族という点が気になるが、重賞初挑戦でも勢いで突破するか。今年の重賞で川田騎手は1番人気では[2−0−1−5]、中山以外では[0−0−1−5]。

前走名古屋大賞典を勝ったロードゴラッソ、前走ダイオライト記念2着のウェスタールンド、昨年のアンタレスS勝ち馬アナザートゥルース、エルムS勝ち馬モズアトラクション、前走名古屋大賞典2着のアングライフェンなど。ロードゴラッソは阪神ダート[2−0−0−0]で昨年のシリウスSを勝っている。地方交流重賞を使われて地力強化されている。ウェスタールンドは18年のチャンピオンズC2着馬。前走ダイオライト記念は後方から捲ってアナザートゥルースに2馬身差の2着。末脚は確実なだけに前崩れの展開になれば。

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