京王杯SC
レース展望

安田記念の前哨戦。過去10年で1番人気は[2−0−0−8]で2連対のみ。前走高松宮記念は[0−0−0−6]で不振。2番人気は[1−2−4−3]で3連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。3番人気以内の決着はない。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は4連対。最近5年の馬連は26倍、43倍、192倍、60倍、25倍。別定G2でメンバーは揃うが、人気薄が激走し中穴以上の決着が多い。

逃げ馬は[0−1−2−7]で1連対、先行馬は4連対のみ。差し馬が9連対、追い込み馬が6連対と多い。流れが速くなり差し追い込みが決まりやすい。鋭い決め手がある芝1400m巧者に注目。最近6年で6番人気以下で連対した5頭のうち4頭に芝1400m重賞で連対があった。4頭は前走重賞で2、6、10、17着。前走負けた芝1400m実績馬が激走している。速い持ちタイムがある芝1400m重賞実績馬に注意。

タワーオブロンドンは昨年のスプリンターズS勝ち馬。芝1200m[2−1−2−1]、芝1400m[3−0−0−0]、芝1600m[1−1−1−2]。芝1600mでは詰めが甘く勝ち切れないが、芝1400mは3戦3勝で昨年の京王杯SCを勝っている。前走高松宮記念は12着に終わったが、テン乗りの福永騎手が騎乗していた。ルメール騎手では[6−2−2−2]。昨年より2キロ重い58キロがどう出るか。

ダノンスマッシュは芝1200m[5−1−1−3]で京阪杯、シルクロードS、キーンランドC、オーシャンSを優勝。前走高松宮記念はスタートで躓いたことが影響したのか10着に終わった。芝1400mは[2−1−0−1]で未勝利、もみじSを勝っている。好位からひと脚使えるタイプだが、直線の長い東京でいい脚を長く使えるのかどうか。タワーオブロンドンより2キロ軽い56キロ。川田騎手からレーン騎手に乗り替わる。

18年のマイルCS勝ち馬ステルヴィオ、昨年の中京記念勝ち馬グルーヴィット、昨年のCBC賞勝ち馬レッドアンシェル、前走ダービー卿CT4着のケイアイノーテック、前走春雷Sを勝ったラヴィングアンサー、前走谷川岳S2着のエントシャイデンなど。ステルヴィオは昨年の中山記念3着以降14、8、5、9着、2走前の阪急杯は10番手から伸びて0.2秒差の2着。叩き3戦目でどこまで変わるか。川田騎手に乗り替わる。

グルーヴィットは昨年中京記念を勝ったが、その後は11、10、7、6着。前走高松宮記念は後方から2位の33.2秒で追い込んで0.3秒差の6着まで追い上げた。芝1400mではファルコンS2着がある。鞍上はMデムーロ騎手。レッドアンシェルは不良馬場のCBC賞で重賞初制覇。芝1400mは[1−1−2−0]。福永騎手とは[5−0−1−2]で好相性。土曜は雨が降る予報。馬場が悪化すると大波乱がありえる。

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