安田記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。単勝1倍台は[1−1−1−0]、単勝2倍以上は[2−0−1−4]で取りこぼす馬が多い。2番人気は[1−0−0−9]で1連対、3番人気は[0−3−2−5]で3連対。6〜9番人気は7連対、10番人気以下は2連対。過去10年の馬連は50〜80倍が3回、万馬券が4回。最近5年の馬連は17倍、32倍、104倍、73倍、56倍で荒れている。

前走京王杯SCは[2−3−1−30]で1、2、4、7、9着が5、3、2、13、7番人気で連対。マイラーズCは[1−1−6−36]で2連対。マイラーズC勝ち馬は[0−0−0−8]、2着馬は[0−0−0−6]で不振。前走ヴィクトリアマイルは[0−2−0−11]で前走4、5着のアエロリットが2度連対している。6番人気以下で連対した9頭のうち5頭にG1連対があった。穴で人気を落としたG1馬に注意。

アーモンドアイはG1[7−0−1−1]の現役最強馬。前走ヴィクトリアマイルは4番手からメンバー最速の32.9秒で抜け出して1分30秒6で4馬身差で圧勝。ルメール騎手は後ろを振り返り、流す余裕があった。昨年の安田記念はスタート後に寄られて後方になり、直線で前が壁になって捌くのに手間取り、メンバー最速の32.4秒で追い込んでクビ+ハナ差の3着。勝ったインディチャンプの上がりを0.5秒上回っている。

昨年の天皇賞(秋)は好位の内からメンバー2位の33.8秒で抜け出して1分56秒2で3馬身差で圧勝。ダノンプレミアムを全く相手にしなかった。ヴィクトリアマイルは前半5F56.7秒で楽々と好位につけたようにマイルの高速決着にも対応できる。09年にヴィクトリアマイル、安田記念を連勝したウオッカのレーティングは123、128。アーモンドアイはヴィクトリアマイルが128。初めて中2週で使う点だけか。

インディチャンプは昨年安田記念、マイルCSを制した最優秀短距離馬。その後は香港マイル7着、中山記念4着に終わったが、前走マイラーズCを好位からメンバー2位タイの33.0秒で抜け出して1分32秒4で2馬身差で圧勝。例年よりメンバーが弱かったか。東京芝1600mは2戦2勝。過去10年でマイラーズC勝ち馬は[0−0−0−8]で5着が最高。好位からひと脚使えるタイプ。積極策で福永騎手が粘らせるか。

前走高松宮記念2着のグランアレグリア、前走大阪杯3着のダノンキングリー、前走クイーンエリザベスS3着のダノンプレミアム、昨年の香港マイル勝ち馬アドマイヤマーズ、前走ヴィクトリアマイル3着のノームコア、京王杯SC勝ち馬ダノンスマッシュ、マイルCS[1−1−1−0]のペルシアンナイトなど。東京は今週もCコースで行われる。土曜が曇り後雨、日曜が曇り時々晴れ。馬場状態と気温が上がる点に注意したい。

グランアレグリアは昨年桜花賞をレースレコードで優勝。昨年の阪神カップは中団の内から最速の33.5秒で抜け出して1分19秒4で5馬身差で圧勝。前走高松宮記念は後方から最速タイの33.1秒で追い込んでハナ差の2着。短距離戦で磨いてきたスピードでアーモンドアイに対抗するか。ダノンキングリーは関東圏の芝1600〜1800mは[5−0−0−0]。東京芝[3−1−0−0]で昨年の毎日王冠でインディチャンプに勝っている。昨年のマイルCSは0.4秒差の5着。得意の東京、戸崎騎手に戻ってG1初制覇なるか。

ダノンプレミアムは芝1600m[3−1−0−1]で昨年の安田記念はスタート後の不利が響いて16着、マイルCSはインディチャンプに0.2秒差の2着。天皇賞(秋)ではアーモンドアイに3馬身差をつけられた。テン乗りのレーン騎手が積極策で粘らせるか。アドマイヤマーズは良馬場の芝1600mでは[6−0−0−0]で朝日杯FS、NHKマイルC、香港マイルを優勝。香港マイルでノームコアは4着、インディチャンプは7着だった。スミヨン騎手から川田騎手に乗り替わる。今年のG1で川田騎手は[0−0−0−7]で不振。

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