函館スプリントS
レース展望
サマースプリントシリーズの第1戦。過去10年で1番人気は[1−2−2−5]で3連対。最近7年は[0−0−2−5]で連対なく不振。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。6〜9番人気と10番人気以下が各3連対。最近5年のうち3年で10番人気以下が連対し、馬連は195倍、170倍、30倍、104倍、19倍。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
連対馬14頭に芝1200mで重賞3着以内、またはOP特別連対があった。これらがない6頭のうち5頭に芝1400m重賞で連対があった。芝1400m重賞で実績があれば狙える。牡馬は[6−8−4−71]で14連対、牝馬は[4−2−6−35]で6連対。牝馬は前走3着以内に入った馬が3番人気以内なら[2−0−2−2]。6番人気以下で連対した6頭のうち4頭が6歳以上の牡馬。穴で高齢牡馬に注意。
ダイアトニックは昨年スワンSを勝ち、今年は京都金杯2着、阪急杯は2位入線も進路妨害で3着に降着、高松宮記念は4位入線も3着に繰り上がり。前走高松宮記念は直線でクリノガウディーが斜行した煽りを受けてハナ+頭差の3着。初の芝1200mは全く問題がなかった。過去10年の函館スプリントSで安田隆厩舎は3番人気以内なら[2−1−0−1]で連対率75%。テン乗りの武豊騎手に乗り替わる。
ライトオンキューは芝1200m[2−1−0−1]で前走京阪杯で重賞初制覇。4着アウィルアウェイはシルクロードS、8着モズスーパーフレアは高松宮記念を制した。昨夏の北海道ではUHB賞がリナーテに0.2秒差の2着、キーンランドCがダノンスマッシュに0.2秒差の4着。洋芝をこなすタイプ。古川騎手とは[4−1−0−2]で好相性。ドバイ中止で帰国初戦になるが、どこまで仕上がってくるか。
阪神カップ&阪急杯2着馬フィアーノロマーノ、前走高松宮記念4着のシヴァージ、シルクロードS2着馬エイティーンガール、前走春雷S2着のマリアズハート、前走3勝クラスを勝ったスイープセレリタス、ジョーマンデリン、アリンナなど。フィアーノロマーノは前走マイラーズCを右前肢跛行で除外。先週のUHB杯は1分7秒5の高速決着になったが、昨年のダービー卿CTを勝ったときの1200m通過は1分7秒9だった。初めての北海道の洋芝になるが、こなす下地はあるか。藤岡康騎手では4、10、13着で不振。
シヴァージは前高松宮記念で後方から最速タイの33.1秒で追い込んで0.3秒差の5着。外から鋭く伸びてきたが、前に行った馬が残る展開で届かなかった。芝1200mでは3戦とも最速上がり。前崩れの展開になれば。エイティーンガール、マリアズハートも最速上がりを連発している差し追い込みタイプで展開次第。ジョーマンデリンは前半3F32.7秒のハイペースになった前走UHB杯を4番手から抜け出して1分7秒5で優勝。函館芝1200mは[3−1−0−0]の巧者。先週怪我から復帰した岩田康騎手が騎乗する。
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