宝塚記念
レース展望
過去10年で1番人気は[2−4−1−3]で6連対。4、5歳馬が休み明けでなければ[2−2−0−1]。単勝1倍台は[0−1−0−2]で未勝利。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[2−0−2−6]で各2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は129倍、24倍、52倍、92倍、9倍で中穴以上の決着が多い。メンバーは揃うが荒れる。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
連対馬12頭にG1勝ち、3頭にG1−2着、5頭にG2勝ちがあった。天皇賞(春)組を除くと連対馬14頭のうち12頭が前走4着以内。前走重賞4着以内のG1、G2実績馬に注目。前走天皇賞(春)は7、7、10、11着馬が連対しており着順不問。年齢別では4歳[3−2−6−36]、5歳[6−4−4−31]、6歳[1−3−0−21]、7歳以上[0−1−0−27]で5歳馬が活躍。穴で8番人気前後の5歳馬に注意。
サートゥルナーリアは2走前の有馬記念で後方から追い込んで2着。前走金鯱賞は好位から抜け出して2馬身差で圧勝。有馬記念で距離、金鯱賞で左回り、58キロを克服しパフォーマンスを引き上げた。右回りでは[5−1−0−0]、阪神では[2−0−0−0]。道悪の経験はないが、半兄エピファネイアは不良馬場の菊花賞を勝っている。社台は引き続きルメール騎手を確保。死角はあるのだろうか。角居厩舎は3頭出しになる。
ラッキーライラックは昨年のエリザベス女王杯をスミヨン騎手で勝ってから覚醒し、香港ヴァーズ2着、中山記念2着、大阪杯1着と牡馬相手に崩れていない。前走大阪杯は内ラチ沿いの3番手から2位の33.9秒で抜け出し1分58秒4で優勝。以前は切れ負けすることが多かったが、ここにきて切れ不足を払拭している。阪神芝は[3−1−0−1]で不利のあった阪神牝馬Sを除き連対を確保。枠順と馬場状態がポイントになる。
大阪杯2着馬クロノジェネシス、AJC杯勝ち馬ブラストワンピース、昨年の香港ヴァーズ勝ち馬グローリーヴェイズ、昨年の宝塚記念2着馬キセキ、昨年のジャパンC3着馬ワグネリアンなど。過去10年のうち4年が稍重で行われ、18年は上位人気馬が全滅し、7−10−12番人気で3連単49万馬券が飛び出した。サートゥルナーリア、ラッキーライラックは重&不良馬場の経験がない。馬場が渋ると波乱度が高まりそうだ。
クロノジェネシスは昨年牝馬3冠で3、3、1着。エリザベス女王杯は5着に終わったが、今年は京都記念を勝ち、大阪杯でクビ差の2着に入った。阪神芝は[0−2−1−0]。小柄な牝馬が初の56キロ、大阪杯よりメンバーは強くなる点がどう出るか。ブラストワンピースは成績にムラがあるが、稍重では[3−0−0−0]で有馬記念、AJC杯を優勝。緩い馬場が得意なハービンジャー産駒。雨で馬場が適度に渋ったら要注意か。
グローリーヴェイズは昨年の天皇賞(春)でフィエールマンにクビ差の2着。前走香港ヴァーズは2着ラッキーライラックに3馬身半差をつけて圧勝。下り坂を利用できる京都が合うタイプ。タフな馬場はこなすが、坂のある阪神、長期休み明けがどう出るか。キセキは前3走5、7、6着に終わったが、出遅れたり掛かったりしてまともに走っていない。昨年の宝塚記念はリスグラシューに3馬身差の2着。武豊騎手の手綱捌き次第か。
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