クイーンS
レース展望

過去10年で1番人気は[5−2−1−2]で7連対。4歳馬は[3−2−1−2]で取りこぼしが多い。2番人気は[3−0−1−6]で3連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。1、2番人気のどちらかが必ず連対している。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は26倍、41倍、22倍、10倍、12倍で中穴決着が多い。人気馬を軸に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

逃げ馬は[1−0−0−9]で2番人気の1連対のみ。先行馬が9連対、差し馬が4連対、追い込み馬が6連対。5番手以内につけた馬と差し追い込み馬で決着することが多い。小回りコースでも直線一気が決まる。6番人気以下で連対した7頭のうち6頭が差し追い込み馬。前走8、9、10、11、13着馬が巻き返しており、前走着順は不問。穴で前走惨敗して人気がない芝1800m&洋芝巧者の差し追い込み馬に注意。

フェアリーポルカは中山牝馬S、福島牝馬Sを2連勝。前走福島牝馬Sはメンバー最速の34.5秒で馬群を割って抜け出し1分46秒8で優勝。ラスト4Fは11.8−11.9−11.7−11.9秒。これまで不振が続いていた外枠を克服して地力強化を示した。芝1800mでは3戦3勝。北海道は初めてになるが、タフな馬場をこなすタイプ。和田騎手では[3−0−1−2]。他馬より1キロ重い56キロがどう出るか。

コントラチェックは3走前にターコイズSを逃げて1分32秒2の好タイムで優勝。中山牝馬S16着は不良馬場、ヴィクトリアマイル14着は高速馬場が影響している。これまで逃げたときは4戦4勝。札幌芝1800mではスローで逃げてメンバー最速の35.2秒で上がり7馬身差で圧勝している。過去10年のクイーンSでディープインパクト産駒は2番人気以内なら[2−0−1−1]。ルメール騎手が逃げて粘らせるか。

昨年のクイーンS2着馬スカーレットカラー、同3着馬カリビアンゴールド、昨年のローズS2着馬ビーチサンバ、東京新聞杯2着馬シャドウディーヴァ、福島牝馬S2着馬リープフラウミルヒなど。スカーレットカラーは昨年のクイーンSで後方からメンバー最速の33.4秒で追い込んでクビ差の2着に入った。前走ヴィクトリアマイルは中団から失速して15着。成績にムラはあるが、前残りにならなければ突っ込んでくるか。

カリビアンゴールドは札幌芝[1−0−1−1]、函館芝[0−3−2−0]の洋芝巧者。前走巴賞は2番手から粘って0.3秒差の3着。昨年のクイーンSは好位から伸びてクビ+頭差の3着。大外14番枠だった。ビーチサンバは秋華賞5着、京都牝馬S5着、阪神牝馬S4着と善戦止まりが多い。昨年のローズSは2番手から早めに先頭に立ち、1分44秒4で走ってクビ差の2着。福永騎手が強気に前に行って粘らせるか。

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