エルムS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−1−4−3]で3連対。単勝1倍台は[2−1−1−0]、2倍台は[0−0−2−2]、3倍台は[0−0−1−1]。単勝2倍以上は連対がなく不振。2番人気は[4−1−0−5]で5連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は7、8、10番人気。最近5年の馬連は14倍、96倍、8倍、12倍、92倍。昨年は2−10番人気で波乱になった。

年齢別では4歳[4−1−3−11]、5歳[5−3−4−21]、6歳[1−3−2−32]、7歳以上[0−3−1−36]。4、5歳馬が勝ち、6、7歳馬が2着に来ることが多い。夏のローカルG3で一線級は出走しない。重賞実績のある高齢馬に注意。前走北海道のダ1700mのOP特別出走馬は[5−3−4−43]、前走勝った馬は[2−1−2−5]、1、2番人気なら[2−1−2−0]で複勝率100%。

タイムフライヤーは前走マリーンSを中団からメンバー最速の37.3秒で差し切って1分43秒6で3馬身半差で圧勝。ダートを使って7戦目で勝利を挙げた。初ダートだった昨年のエルムSでは先行して伸び切れず0.5秒差の6着に終わったが、早めに上がって見せ場を作った。今回は1キロ減の56キロで出走できる。ルメール騎手で1番人気に支持されそうだ。データ的には3着を外さないか。時計が速くなり過ぎなれば。

ウェスタールンドは18年のチャンピオンズCで2着に入った馬。今年はダイオライト記念で復帰し2着。前走アンタレスSを後方からメンバー最速の35.0秒で差し切って重賞初制覇を飾った。ダ1700mは[2−0−0−0]で2勝クラス、3勝クラスを勝っている。今年8歳になったが、全く衰えはない。追い込みタイプだけに脚抜きのいい馬場で前残りになると厳しいが、藤岡佑騎手が強気に捲って行くのではないか。

アンタレスS2着馬アナザートゥルース、前走プロキオンS2着のエアスピネル、過去2年のエルムSで1、2着のハイランドピーク、昨年のプロキオンS勝ち馬アルクトス、名古屋大賞典勝ち馬ロードゴラッソ、昨年の3着馬サトノディターン、同5着馬リアンヴェリテなど。4歳馬2頭は除外対象で出走馬は全て5歳以上の牡馬。これによって何が起きるのか。今年の北海道の重賞は4R全てで10番人気以下が連対している。

アナザートゥルースは重賞[2−2−2−3]の実力馬。サウンドトゥルーの半弟。初のダ1700mで58キロがどう出るか。エアスピネルは前走1年ぶり、初ダートとなったプロキオンSで中団から伸びて0.3秒差の2着。いきなり激走した反動がないことが条件。久々に武豊騎手が騎乗する。ハイランドピークは長期休み明けの前走大沼Sで0.2秒差の3着。今回は2キロ減の56キロ。横山和騎手では[3−5−0−4]でダ1700mでは[2−2−0−0]。横山一家3人で決着すれば3連単は100万馬券か。

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