札幌記念
レース展望
過去１０年で１番人気は［２−４−２−２］で６連対。単勝１倍台は［０−３−０−０］、２倍台は［１−０−２−２］、３倍以上は［１−１−０−０］。単勝１倍台は全馬２着に負けている。２番人気は［３−０−２−５］で３連対、３番人気は［１−０−０−９］で１連対。６〜９番人気は３連対、１０番人気は１連対。最近５年の馬連は１４０倍、１３倍、３７６倍、１３倍、２１倍。メンバーレベルが低いと荒れる傾向がある。
前走宝塚記念は［２−２−１−５］で１、３、９、１３着馬が連対。宝塚記念組が１番人気なら［２−１−０−１］で連対率７５％。２番人気以下は［０−１−１−４］で１連対のみ。３歳［１−０−１−８］、４歳［３−１−３−２７］、５歳［３−５−４−２７］、６歳［３−１−１−２４］、７歳以上［０−３−１−３１］。７歳以上は［０−３−１−３１］で５、８、１２番人気が２着。穴で差しタイプの関西牡馬に注意。
ラッキーライラックは昨年秋以降［２−２−１−１］でエリザベス女王杯、大阪杯を優勝。大阪杯は内ラチ沿いの３番手からメンバー２位の３３．９秒で馬群を割って抜け出し１分５８秒４で優勝。エリザベス女王杯と同様に内から切れる脚を使って差し切った。前走宝塚記念は渋った馬場で上がりの掛かる消耗戦になり、直線で一杯になって２．５秒差の６着。芝１８００ｍは［０−２−１−０］、芝２０００ｍは［１−０−０−１］。トーラスジェミニが飛ばす展開になったときに詰めが甘くならなければ。４戦連続でＭデムーロ騎手が騎乗する。
ノームコアは今年１５、３、４着で勝ち切れないレースが続いている。昨年のヴィクトリアマイル以降芝１６００ｍ以下に出走したが、久々に芝２０００ｍに使ってきた。芝２０００ｍでは［１−１−１−０］で紫苑Ｓ１着、愛知杯２着、フローラＳ３着がある。紫苑Ｓは好位からメンバー最速の３３．６秒で抜け出して１分５８秒０で３馬身差の圧勝だった。７〜９月は［３−０−０−０］。芦毛の牝馬で夏場も走るタイプ。最近は左回りで差すレースをしているが、久々の右回り、小回りコースで横山典騎手がどう乗るかがポイントになる。
函館記念勝ち馬アドマイヤジャスタ、昨年の札幌２歳Ｓブラックホール、札幌日経オープン勝ち馬ポンデザール、新潟大賞典勝ち馬トーセンスーリヤ、函館記念４着馬トーラスジェミニなど。アドマイヤジャスタは昨年の皐月賞から惨敗が続いていたが、前走函館記念で中団の外から早めに動き、メンバー３位の３６．４秒で差し切ってブービーの１５番人気で復活Ｖを飾った。これまで右回り、５５キロ以下、芝２０００ｍでは［２−１−０−１］。今回は前走より２キロ重い５７キロを背負うのがどう出るか。２戦連続で吉田隼騎手が騎乗する。
ブラックホールは皐月賞９着、ダービー７着に終わったが、北海道の洋芝では［２−１−０−０］で札幌２歳Ｓを勝っている。タフな馬場＆レースが合うゴールドシップ産駒。３歳馬でメンバー最軽量の５４キロで出走できる。タフなレースになって上がりが掛かれば。ポンデザールは北海道では［４−０−０−１］で前走札幌日経オープンをレコードで４馬身差で圧勝。中団の前から徐々に上がって直線で抜け出すこれまでとは違うレースぶりだった。奥手のハーツクライ産駒でサトノクラウンの半妹。２戦連続でルメール騎手が騎乗する。
１２年は穴馬○フミノイマージン（単勝１２．４倍）、１６年は穴馬○ネオリアリズム（単勝１７．２倍）、１７年は穴馬○サクラアンプルール（単勝１９．９倍）が優勝。予想で対抗にした穴馬が勝つことが多い。今年はラッキーライラックが断然人気、ノームコアが２番人気で２頭とも牝馬。今年も穴馬（◎または○）で狙えそうな馬がいる。
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