菊花賞
レース展望

過去10年で1番人気は[5ー1ー2ー2]で6連対。単勝1倍台は[3−0−0−0]で勝率100%。神戸新聞杯勝ち馬は単勝2.3倍以下なら[4ー1ー0ー0]で連対率100%。2番人気は[0−3−0−7]で3連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は1連対。過去5年の馬連は38倍、35倍、106倍、23倍、46倍。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち19頭が前走3着以内。神戸新聞杯3着以内、セントライト記念連対馬が活躍している。セントライト記念9着から連対したクリンチャーは皐月賞で4着があった。前走条件戦は[0ー0ー5ー48]で3着止まり。連対馬20頭のうち14頭が前走神戸新聞杯3着以内。過去10年神戸新聞杯で3着以内に入った馬が必ず連対している。穴で前走重賞で2、3着に負け、7〜10番人気になった馬に注意。

コントレイルはデビューから6連勝でG1はホープフルS、皐月賞、ダービーを制した。ダービーは3番手からメンバー最速の34.0秒で抜け出して3馬身差で圧勝。直線で抜け出してから流す余裕があった。前走神戸新聞杯は8番手からメンバー2位の35.6秒で抜け出し2馬身差で圧勝。直線で軽く気合をつけられただけ。抜け出してから流す余裕があった。父ディープインパクトから心肺機能の高さを受け継いでいる。

皐月賞2着、ダービー2着のサリオスは出走しない。3歳牡馬には敵はいないのか。ただし今回は京都、距離3000mm、在厩調整が初めて。週末は雨が降らない予報で良馬場になりそうなのはプラス。馬場の内側は荒れているが、芝3000mは外枠が不利なため、内枠に入ったのもプラスか。ダービーを3馬身差で圧勝したが、前半5F61.7秒のスローペースだった。流れが速くなってスタミナが問われると真価が問われる。

秋華賞はレイパパレ(社台)が抽選落ちになり、同日の大原Sを1分46秒3の好タイムで圧勝。秋華賞は2分00秒6。秋華賞で勝ち負けできたのではないか。菊花賞はアンティシペイト(社台)が抽選落ち。敢えてアンティシペイトの強さは書かないが、JRAは無敗の3冠をアシストしている。福永騎手は菊花賞[1−3−1−17]エピファネイア(1人気)で勝っている。負ける要素は減ってきたが、まだ死角はある。

前走神戸新聞杯2着のヴェルトライゼンデ、同3着のロバートソンキー、同4着のディープボンド、ラジオNIKKEI賞とセントライト記念を連勝したバビット、前走セントライト記念2着のサトノフラッグ、同3着の ガロアクリーク、同5着のヴァルコス、ダービー4着馬サトノインプレッサ、条件戦を2連勝してきたアリストテレス、ダノングロワール、ディアマンミノルなど。良馬場に回復して内がどうなるのかがポイント。

ヴェルトライゼンデは[2−3−1−1]。コントレイルとは4戦してホープフルSは0.2秒差の2着、皐月賞は1.2秒差の8着、ダービーは0.8秒差の3着、神戸新聞杯は0.3秒差の2着。半兄ワールドプレミアは昨年神戸新聞杯3着から菊花賞を制した。距離3000mでコントレイルにどこまで迫れるか。

バビットは[4−2−0−0]で現在逃げて4連勝中。セントライト記念ではサトノフラッグを完封した。凱旋門賞2着馬ナカヤマフェスタ産駒。セイウンスカイの2段ロケット戦法もあるが、大逃げしてドロドロの消耗戦に持ち込む手もある。6月以降の重賞で内田博騎手は9番人気以内なら[4−2−1−2]。

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