アルテミスS
レース展望

過去8年で1番人気は[3−2−0−3]で5連対。関東馬は[0−1−0−3]、関西馬は[3−1−0−0]で関東馬は不振。2番人気は[2−2−1−3]で4連対、3番人気は[0−0−0−8]で連対なし。連対馬16頭のうち11頭が5番人気以内、残る5頭は6、6、9、12、13番人気。過去5年の馬連は104倍、4倍、257倍、54倍、2倍。1、2番人気でガチガチか50倍以上か両極端の結果になっている。

連対馬16頭は全て前走5着以内。前走勝った馬が12連対と多い。前走2着馬は[0ー0ー1ー10]で連対がない。前走6着以下は[0−0−0−19]。出遅れ、直線での不利など明らかな敗因がある馬を除き軽視したい。連対馬16頭のうち15頭の前走上がりがメンバー3位以内だった。前走上がり4、5位は[0−1−2−12]で1連対、6位以下は[0−0−1−23]で3着止まり。速い上がりで勝った馬を重視したい。

ソダシは函館芝1800mの新馬戦を2番手から抜け出して2馬身半差で圧勝。ラスト3Fは12.0−11.7−11.6秒で尻上がりだった、前走札幌2歳Sは4番手から4コーナーで先頭に立ち、直線で後続を完封し1分48秒2のレコードで優勝。白毛馬初のJRA芝重賞制覇を飾った。新馬戦はスローペース、札幌2歳Sは速い流れで消耗戦。初の東京マイルで時計、上がりが速くなったときにどこまで対応できるか。

ユーバーレーベンは東京芝1800mの新馬戦を出遅れて後方から早めに動いて差し切り1分52秒6(不良)で優勝。前走札幌2歳Sは出遅れて最後方を進み、3コーナー手前から大外から一気に上がって先団に取りつき、メンバー最速の36.6秒で上がってクビ差の2着。出遅れ癖はあるが、いい脚を長く使って能力を示した。タフな馬場が合うゴールドシップ産駒で半兄にマイネルファンロンがいる。柴田大騎手に乗り替わる。

札幌未勝利戦を勝ったククナ、新馬、コスモス賞を連勝したウインアグライア、東京の新馬戦を勝ったクールキャット、前走サフラン賞2着のテンハッピーローズ、同5着のタウゼントシェーンなど。ククナは新馬戦で出遅れて3着に負けたが、未勝利戦をメンバー最速の34.4秒で差し切って優勝。レースのラスト3Fは12.4−11.4−11.1秒で尻上がり。馬体が12キロ増えてパワーアップしていた。母は桜花賞2着、オークス3着のクルミナル。速い上がりに対応できそうなタイプ。ルメール騎手でかなり人気を集めそうだ。

ウインアグライアは新馬戦を3番手から2位の33.8秒で抜け出して1分37秒2で優勝。前走コスモス賞は3番手から2位の35.2秒で抜け出して1分50秒0で優勝。東京芝1600mで勝っているが、速い流れを経験していないところがどう出るか。クールキャットは新馬戦をメンバー最速タイの34.7秒で差し切って1分23秒4(稍重)で2馬身差で圧勝。500キロを超える馬格のある牝馬で半兄にトリオンフがいる。今年の東京芝重賞でシルクの馬が4番人気以内なら[4−3−1−3]。津村騎手に乗り替わる。

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