武蔵野S
レース展望
チャンピオンズCの前哨戦。過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。単勝1倍台は[0−1−1−0]で未勝利。前走東京ダートで連対した馬は[3−2−1−1]で堅実。2番人気は[1−1−1−7]で2連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対のみ。6〜9番人気が8連対、10番人気以下は連対なし。過去5年の馬連は32倍、44倍、139倍、39倍、210倍で中穴以上の決着が続いている。
連対馬20頭のうち11頭が前走連対、17頭が前走5着以内。前走6着以下から連対した3頭は前走重賞で6、9、9着に負け、武蔵野Sで8、6、7番人気だった。前走10着以下は[0−0−1−25]で3着止まり。関東馬[2−0−0−37]、関西馬[8−10−10−91]。8年で関西馬がワンツーを決めている。ダート重賞は他のレースでも関西馬の活躍が目立つ。関東馬は16年以降[0−0−0−17]で不振。
タイムフライヤーはマリーンS、エルムSを2連勝。マリーンSは中団からメンバー最速の37.3秒で差し切り3馬身半差で圧勝。エルムSは中団の外からメンバー2位タイの35.7秒で差し切り2馬身差で圧勝。2歳時にホープフルSを制した馬がダートでも重賞を制した。昨年の武蔵野Sは中団の内からメンバー4位の35.5秒で伸びて0.2秒差の2着。フェブラリーSでは差し馬向きの展開で3番手から5着に粘った。今年の東京重賞でルメール騎手は[8−3−0−11]で現在3連勝中。今週も社台の馬とルメール騎手か。
モズアスコットはダート[2−1−0−1]で東京では根岸S、フェブラリーSを優勝。フェブラリーSは中団から直線で馬群を捌いてメンバー2位の35.4秒で抜け出し1分35秒2で2馬身半差で圧勝。ルメール騎手はゴール前で後ろを振り返る余裕があった。かしわ記念は中団から伸び切れず6着。前走南部杯は2番手から早めに先頭に立ってアルクトスにクビ差の2着に粘った。1分32秒8(稍重)で走り、サンライズノヴァ、ワンダーリーデルを相手にしなかった。今回も横山武騎手が騎乗する。59キロがどう出るか。
プロキオンS勝ち馬サンライズノヴァ、同2着馬エアスピネル、ユニコーンS2着馬デュードヴァン、レパードS勝ち馬ケンシンコウ、昨年の武蔵野S勝ち馬ワンダーリーデル、前走ラジオ日本賞を勝ったレピアーウィット、2連勝中の上がり馬オメガレインボーなど。サンライズノヴァは昨年の南部杯でG1初制覇。今年はフェブラリーS3着、かしわ記念3着、プロキオンS1着、南部杯4着と堅実に走っている。東京ダ1600mは[4−1−1−4]で18年の武蔵野Sを勝っている。58キロを背負うが、プロキオンSは59キロだった。
エアスピネルはプロキオンS2着(稍重)、エルムS7着(良)。東京芝1600mでは富士S1着、東京新聞杯3着がある。相手なりに走るタイプ。過去10年で7歳以上は[1−0−0−29]で1連対のみ。デュードヴァンは東京ダ1600m[3−1−0−0]でユニコーンS2着がある。同じ3歳のケンシンコウより1キロ軽い55キロで出走できる。ケンシンコウはレパードSを1分49秒2のレコードで2馬身半差で圧勝。東京ダ1600mではユニコーンS3着がある。3歳馬が古馬に通用するのかどうか。今後を占うレースになる。
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