ステイヤーズS
レース回顧

オセアグレイトは3番手からメンバー最速の34.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは3分52秒0(稍重)。タガノディアマンテが逃げて前半5F66.2秒、後半5F59.4秒。中盤に13秒以上のラップが7F続き、ラスト5Fからペースアップする展開。馬場が緩んで前残り傾向が強くなり完全前残りになった。オセアグレイトは追い込み決着になったダイヤモンドSで先行して3着に粘った馬。緩い馬場、スローペース、前残りの展開を味方に重賞初制覇を飾った。例年は3分45秒前後で決着するが、勝ちタイムは過去10年で最も遅い。これで横山典騎手は13年以降のステイヤーズSで1、1、2、8、1着。ステイヤーズSのスペシャリストが7番人気で穴をあけた。

タガノディアマンテはハナを切って前半5F66.2秒のスローペースで進み、メンバー4位タイの35.2秒で上がって頭差の2着。穴馬が8番人気で激走した。昨年の菊花賞で早めに捲って見せ場を作り、2走前の万葉Sは後方から捲ってメンバー最速の35.8秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。いい脚を長く使って長距離適性を示していた。心肺機能が高い一族で半兄タガノトネールは武蔵野Sを逃げてレコード勝ち、半兄タガノエスプレッソは障害を使って[4−0−2−2]で阪神ジャンプS、京都ジャンプSを2連勝。津村騎手が逃げて持ち味を引き出したが、あと一歩足りなかった。津村騎手はG2以上では未勝利なので注意したい。

ポンデザールは3番手からメンバー3位の35.0秒で伸びて0.3秒差の3着。スローペースで前残りになるとみたルメール騎手が早めに押し上げて3番手につけ、あとは直線で前を交わすだけだったが伸び切れなかった。雨は午前中で止む予報だったが、雨が降り続いて馬場が悪化したことが堪えたのだろう。もう少し軽い馬場ならもっとやれたのではないか。4〜9月は[5−0−0−2]、10〜3月は[0−0−1−5]。夏場に走るタイプということもあるか。

ヒュミドールは7番手からメンバー2位の34.9秒で伸びて0.6秒差の5着。中団から外を回っていい脚を長く使っている。前走3勝クラスを勝ったばかりだが、重賞でやれるメドが立った。1、2着馬と同じオルフェーヴル産駒で祖母にキストゥヘヴン。ダイヤモンドSで軽ハンデになれば狙い目がありそうだ。

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